ベトナム観光、重点的経済部門へと発展

現在、首都ハノイ、ホーチミン市をはじめ、国内各地は「観光を重点的な経済部門へと発展」に関する政治局の決議8号の実施に取り組んでいます。ベトナムのグリーンエコノミーとされる観光部門は重点的な経済部門への発展に際し、様々なチャンスに恵まれ、経済構造の移行、国際社会への参入、ベトナムの国土と人々のピアールに貢献するとしています。


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この15年間、ベトナム観光分野は発展を遂げ、重要な成果を収めてきました。ただ、この分野の潜在力を最大限に活用するため、2017年初め、政治局は決議8号を公布し、2020までに観光を重点的な経済部門へと発展させ、ベトナムを訪れる外国人観光客を年平均 延べ1700万人から2千万人に、国内観光客を延べ8200万人にし、GDPへの貢献度を10%強にするという目標を設定しました。

重要な解決策

これらの目標を達成するため、ベトナム政府はいくつかの重要な解決策を打ち出し、その中に観光発展への認識の刷新や各省庁、レベル、国民上げての観光発展への参加があります。ベトナム観光総局のグエン・バン・トゥアン局長は次のように語りました。

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「観光発展に関する決議には観光を総合的な経済部門と見なして、文化的価値が高く、地域、部門と連携や大衆化を必要とする見解が明らかにされました。ですから、観光発展は全政治システムをはじめ、各省庁、レベル、部門、及び全社会の任務となっています。その中で、企業界と各地方の住民は重要な役割を果たします。」

「観光を重点的な経済部門に発展させる」政治局の決議8号は観光の発展に土台をつくるものと評されています。ベトナムは世界141カ国の中で、24位にランクしている観光資源を誇っているものの、観光競争ランキングで75位にとどまっています。専門家によりますと、決議を現実化させるのは必至の課題であり、関係各機関は責任感を高め、努力しなければならないとしています。さきほどのベトナム観光総局のグエン・バン・トゥアン局長は次のように語りました。

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「この決議を実施するため、政府の行動計画案を作成しました。また、各省庁、地方と連携して、この計画案の充実にあたっています。4月初め、首相に提出する予定です。この行動計画は決議に盛り込まれた任務の遂行に際し、どのような措置を取る必要があるのかを明確にするものです。また、各省庁、地方に具体的な任務を委託します。」

前向きな兆し

今年第1四半期、観光部門は前向きな進展を見せています。1月に、ベトナムを訪れた外国人観光客は はじめて延べ100万人を超え、昨年同期と比べ、40%増となりました。2月の外国人観光客も延べ120万人を突破しました。特にベトナムの有名な観光地で撮影された大作映画「コング・スカル・アイランド」は3月に上映され始めたことは外国人観光客にベトナムの自然風景や様々な魅力的な観光ツアーをピーアールしています。ベトナム観光総局・市場部のディン・ゴック・ドク部長は次のように明らかにしました。

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「これは良い兆しであり、観光部門をはじめ、関係各省庁、部門の努力、及び政府の適切な指導を示しました。このような成果は旅行会社や観光客に有利な条件を作り出す政策が実施され、観光製品やサービスの改善、観光振興、ピーアールなどによるものです。」

ベトナム観光部門は大きなチャンスを迎えています。中央から地方までの指導や連携、また適切な政策の実施により、今後、ベトナムの観光は好転を見せていくよう期待されています。

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