ホーチミン主席の遺書

ホーチミン主席はベトナム民族の傑出した指導者です。45年前、ホー主席が逝去した際、貴重な思想的遺産を残しました。その中で、ホー主席の遺書は歴史的意味があるだけでなく、現在の祖国建設防衛事業においても重要な役割を果たしています。

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遺書の中で、ホー主席は「アメリカ帝国主義者との闘争は多くの困難に直面し、多くの犠牲を払っても勝利を収めるはずだ」と強調しました。また、「団結はベトナム共産党の貴重な伝統であることから、党員は団結を瞳のように守るべきだ」としています。さらに、共産党は民主主義を幅広く発揮し、批判と自己批判を厳格に実施する必要があるとともに、党員一人一人は革命的道徳を常に練磨し、国民の忠実なしもべとして行動しなければなりません。

党建設に関するホー主席の理論

ホー主席が残した遺書はただの遺書ではなく、ベトナム共産党にとって行動指針となりました。この遺書に従って、党は国民を指導し、アメリカ帝国主義者との闘争を勝利へと導いた他、現在、党建設を進めています。また、遺書の中で、ホー主席は国家統一に際し浮上する困難を予測しました。遺書の中で党の綱紀粛正に関する勧告が出されています。この勧告はこれまで党建設・綱紀粛正、特に「党建設に関する緊急な課題」に関する第4回共産党中央委員会総会決議が実施されている現在、重要な意味と価値があると評されています。中央理論評議会のホアン・チ・バオ教授は次のように語りました。

(テープ)

「党は批判と自己批判を行ったうえで、進歩を遂げなければなりません。ホー主席はこれを党建設・発展のため、最良の方法だと見なしました。また、自己批判を最重要な課題に位置づける必要があります。また、同志間の親愛を守らなければなりません。」

遺書の中でホー主席は党建設・綱紀粛正に触れた際、個人主義と私利私欲の防止対策を強調しました。また、共産党は国民の信頼に値するよう、それぞれの党員は革命道徳と団結の手本となる必要があるとしています。南部ビン・ロン省党委員会のグエン・バク・コア委員長は次のように語りました。

(テープ)

「ホー主席の遺言は現在も価値を持っています。特に東部海域問題の解決にその価値が増しています。我々がどのように党内の団結と統一性を維持するかは重要な課題となっています。」

遺書の科学的・人文的価値

ホー主席の遺書は政治綱領と見なされていますが、ホー主席は謙遜してこれを同胞、同志に残した手紙だとしました。この謙遜は祖国と国民に一生を捧げた人物の偉大な人格が表れています。ホー主席は常に祖国、民族の権利を第一に位置づけています。亡くなる前、ホー主席は全党、全国民が団結を強化し、ベトナムの平和、統一、独立、豊富のために力を尽くすとの希望を表明しました。ホーチミン市国家大学・政治理論センター元センター長のブ・ティン準教授は次のように述べました。

(テープ)

「遺書の中では、ホー主席の知恵とベトナム革命と党の指導役に関する強固な立場が示されました。また、刷新の思想も提案されています。この遺書は科学的・人文的価値があり、ベトナム革命の行方を定めるものとなっています。」

ホーチミン主席の遺書はいつまでもベトナム国民に困難や試練を乗り越え、国の発展、国民が豊かで、強固な国の建設に励むよう原動力をつけることでしょう。

 

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