政策策定に際しての民主性と客観性

(VOVWORLD) - 先ごろ、ベトナム国会は、バンドン、バックバンフォン、フーコック特別行政経済区法案の採択を第6回国会まで延期することにしました。この決定は、国会と政府が、有権者や国会議員、及び国民の意見に耳を傾けたことや、政策、法律の策定に際しての民主性と客観性を示しています。
政策策定に際しての民主性と客観性   - ảnh 1 北部クアンニン省バンドン県の光景=Minh Nguyễn/cafef.vn

バンドン、バックバンフォン、フーコック特別行政経済区の設立は、大きな意義を持っており、この3カ所の地域を発展させるための潜在力を活用するだけでなく、他の地域に影響力を広げる原動力を生み出すと期待されています。

国民の意志と願望を発した決策

バンドン、バックバンフォン、フーコック特別行政経済区の設立が大きな意義を持つことは明らかです。このことは、効果的な経営環境作り、国の発展事業の推進に繋がるとされています。そこで、政府と関連各機関は、国会に同法案の早期採択を期待しています。これは、国の建設と発展事業における適切な問題解決に法的枠組みを作り出すことが狙いです。しかし、これは、前例のない新しい法律となっており、この法案に盛り込まれた多くの規定は、画期的な発展の方向性を持っています。

特別行政経済区法案の幾つかの内容に対する国会議員や、老幹部、専門家、科学者、及び有権者の意見が異なっている背景の中で、先ごろ、グェン・スアン・フック首相は新聞記者の取材に対し、国民の意見に傾けた上で、同法案の規定を調整させると明らかにしました。ベトナムが、経済特区の設立を実現したことがなかったので、関連各機関は、多くの国の経験を活かして、政策策定を行いました。これは、経済特区の成功を確保すると共に、国家と国民に大きな利益をもたらすためです。

また、フック首相は「バンドン、バックバンフォン、フーコック特別行政経済区法案を立案するに際し、党と国家は、国家と国民の利益を第一に考えてきた。」と強調しました。国会が同法案の採択を延期することで合意したことは、民主性と客観性の精神、及び国民の意志と願望に基づいた決策を示しています。

政府と国会は、国民の思考や願望に耳を傾け、専門家や法律家の価値ある意見を重視したということです。そこで、国民には、政府と国会の決策を信頼しない理由はないはずです。グェン・ティ・キム・ガン国会議長は、国民に対し落ち着いて、党と国家の決定を信頼するよう呼びかけました。というのは、国会は、常に国民の意見を参考にして、法案の立案を行ったからです。

民主主義の尊重と国の綱紀保持

バンドン、バックバンフォン、フーコック特別行政経済区法案の採択を延期させたことは、関連した政策の統一性を確保し、同法案をさらに完備させる目的です。これは、民主主義と人権に対する党と国家の尊重を示しています。

国会と政府は、法案採択の延期を決定すると同時に、各省庁や部門、地方に対し、経済特区の建設予定地における土地の使用を厳格に管理すると共に、同法案へのコンセンサスを得るため、宣伝活動を積極的に行うよう求めました。

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