民謡「テン」と琴「ティン」のフェスティバル

(VOVWORLD) -5月12日~14日にかけて、北部ハーザン省で、文化スポーツ観光省とハーザン省人民委員会の連携で第6回「テン」(Then)という民謡と「ティン(Tinh)」という琴フェスティバルが開催されています。
民謡「テン」と琴「ティン」のフェスティバル - ảnh 1    「テン」民謡と「ティン」琴の演奏

「テン」という民謡は北部山岳地帯、中部高原地帯テイグェン地方に住んでいる少数民族のテイ(Tay)族、ヌン(Nung)族、タイ族の代表的な民芸として知られています。

「テン」はテイ族の言葉で、「天」という意味で、いわゆる「天」と「地」の天です。この民謡は神様に豊作や幸福などを祈るもので、神様にお願いするための地上から天までの道のりを物語るのです。安定した天候を祈る他に、長生きの長寿、男女の愛、幸運などを祈る内容もあります。

今回のイベントの内容について、ハーザン省文化スポーツ観光局の局長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「今回のフェスティバルでは、従来の民謡『テン』の保存と発展を目指して、各芸術団は、従来の民謡の傍ら、新しい民謡の演目を披露しました。」

フェスティバルでは、民謡「テン」と琴「ティン」の演奏が行われるほか、この民謡に関する文化遺産の写真展や、これらの少数民族の美術手工芸品の展示会、これらの少数民族の伝統文化を体験するツアー、マラソン大会など様々な活動が開かれています。

文化スポーツ観光省は、ユネスコが民謡「テン」と琴「ティン」を無形文化遺産として認定するように、申請書の作成を加速しています。そこで、今年の「テン」(Then)という民謡と「ティン」という琴フェスティバルは、極めて特別な意義を持つことでしょう。

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