電子政府の促進に向けてこの1年間の努力

(VOVWORLD) -2018年は、電子政府の展開においてベトナム政府の新たな一歩となっています。それらは、中央から各省庁、部門、地方に至るまでの意識と行動の変化です。このことは、政府活動の透明性向上、経済発展、国家競争力の向上に寄与しています。
電子政府の促進に向けてこの1年間の努力  - ảnh 12018年8月20日に電子政府国家委員会の初会議が開催された= VGP/Quang Hiếu

2018年は、グエン・スアン・フック首相が委員長を務める電子政府国家委員会が設立されるなど、各地方におけるインターネット上による行政手続きの取り扱いが推進されるようになりました。

断固とした動き

電子政府国家委員会は、デジタル経済や、デジタル社会、電子政府の発展・構築を促進させるために法的枠組作りのための政策・戦略を政府と首相に提案するという任務を担います。フック首相は次のように語っています。

(テープ)

「私たちは、ベトナムにおける電子政府をランクアップすると共に、電子政府作りを成功させる為に、政治的決意をもって、問題点を断固として解決してゆきます。このことは、国民と祖国の防衛建設事業に良好に奉仕できると期待されるからです。」

その一方で、2018年に、電子政府の実現は、重要な変化を見せました。例えば、5月に、政府事務局は、決裁文書を電子化させたということです。政府事務局のマイ・ティエン・ズン長官は次のように評価しています。

(テープ)

「この間、ベトナムは、電子政府作りに向けた幾つかの方策を講じてきました。また、企業や、社会保険の管理に関する国家デジタルシステムを構築した他、行政サービスの提供をオンラインで行うようになりました。」

電子政府の実施による成果

実際、現在、公安省や商工省、交通運輸省、ハノイ市などの各省、地方の多くの行政サービスはオンラインで安定的かつ効果的に行われています。このことは、市民と企業に大きな利益をもたらしました。IT企業最大手のFPTソフトウェアの代表者は次のように語っています。

(テープ)

「行政サービスがオンライン化されることは基本的に良いことだと思います。自宅や職場のパソコンから行政機関に直接申請や・届出の手続ができるようになったからです。これらは、経営環境の発展に有利な条件を作り出せます。」

2018年に電子政府作りに努力してきたベトナム政府は、国連からOSI=オンラインサービス指数、及び電子行政参加ランキングの中で、高位にランクされています。従って、2018年に、ベトナムの電子政府は、ASEAN加盟10カ国の中で、シンガポール、マレーシア、フィリピン、タイ、及びブルネイに次いで、6位になりました。

ベトナムは、国連の電子政府発展指数についてASEAN地域の中で上位4カ国に入る目標を設定しています。2018年の電子政府作りに向けた努力は、この目標達成に向けて必要な第一歩となっています。

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