10月30日から一週間の主な国内ニュース


*     今週、ハノイで開催中の第14期国会第2回会議は3週目の議事日程に入り、5カ年財政計画や、公的債務の管理、中期的公的投資計画、新農村づくり、農業再構築、経済再構築、2016年の経済社会発展計画の実施状況などを討議しました。議員らは、経営投資環境の改善、ハイテク農業開発、環境汚染、行政機関の能力向上などに関する様々な意見を出しました。経済再構築事業に関し、北部山岳地帯ライチャウ省選出のチュー・レー・チャウ議員は次のように提案しました。

(テープ)

「国内外の情勢の変動に対応し、予報能力を向上させる必要があります。地域間の経済連携計画を積極的に実施し、競争力の高い製品を優先対象にしなければなりません、政府に対し、経済発展を社会・環境問題の解決と結び付けるよう提案します。」

*    今週、ホーチミン市で、ベトナム外務省とイギリスのエコノミスト誌の共催による対外経済会議2016が行われました。会議には、ベトナムのファム・ ビン・ミン副首相兼外相、各省庁、地方の指導者、及び国内外の金融組織の代表、専門家、エコノミストらが参加しました。会議で発言に立ったミン副首相兼外 相は「現在、ベトナム農業はおよそ7割の労働者を雇っている。今後、ベトナムは、ハイテクアグリカルチャを開発することで、その労働者の割合を4割に低下 する計画である。経済構造転換を行う為に、ベトナムは労働転換、国営企業株式化の推進、銀行構造再構築を実現する。中でも、突破口となる方策の一つは質の 高い人材の育成である」と明らかにしました。ミン副首相兼外相は次のように語りました。

(テープ) 

「質の高い人材開発は、職業訓練の質的向上を集中的に行うことです。同時に、職業の拡大と労働力の自動化などを進めます。また、教育分野は、全面的かつ徹底的に刷新されることになります。」

*   今週、ニューヨークで開催中の第71回国連総会において国際法委員会委員選挙が行われ、ベトナムのグエン・ホン・タオ クウェート大使は、有効投票数191票の中の120票を獲得し,同委員会委員に選出されました。ベトナムの代表が国際法委員会委員に選出されるのは今回が初めてです。ベトナムの代表が国連のこの重要な機関に選ばれたことはベトナムの国際社会への参入事業の重要な進展であり、ベトナムが国連や、ASEAN、APECなど世界の法的フォーラムに積極的に参加していることや、タオ大使に対する各国の代表の高評、ベトナムの威信などを示すものと見られています。

*   今週、ベトナム外務省のレー・ハイ・ビン報道官は、フィリピン大統領が17人のベトナム人漁民の釈放を決定したことに関する記者団のインタビューに応え、「ベトナムはこれを歓迎する」と述べました。

*   今週、ハノイで、ベトナム文化スポーツ観光省・映画局の主催による「映画・持続的参入と発展」をテーマにした第4回ハノイ国際映画祭が行われました。映画祭では、43の国と地域の映画146点が上映されました。中でも、日本、アメリカ、イギリス、フランス、インドなど映画産業が盛な国の短編や長編映画、パノラマ映画などこの映画祭の全ての部門に参加しました。今回の映画祭は国内外のアーチストが交流をし、経験交換をし、首都ハノイをPRするチャンスと見られました。

 

 

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