11月28日から一週間の主な国内ニュース

*今週、政府本部で、グエン・スアン・フック首相の主催の下、政府の11月月例会議が行われました。席上、フック首相は各省庁、機関、地方に対し、2017年の経済社会発展計画を早期に展開するよう指示しました。フック首相は、公的債務や、赤字銀行、世界情勢のマイナス影響などの問題に触れ、各省庁、機関、地方に対し、適時に対応策をとる必要があると訴えました。フック首相は次のように語りました。

(テープ)

「この会議で、政府は2017年の経済社会発展計画に関する国会決議を展開するため、討議を集中的に行います。12月にその計画を実施し始めるため、政府は決議1号を作成しなければなりません。今年末に行われる会議は各地方の2017年の計画の実施の準備活動を評価します。政府閣僚は2017年の計画の実施を指導する体制を討議します」

*今週、ベトナムのグェン・ティ・キム・ガン国会議長率いる高級代表団は、キューバの首都ハバナで行われたキューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長の追悼式に参列しました。追悼式で発言にたったガン国会議長はキューバ国民、特にラウル・カストロ国家評議会議長の家族に哀悼の意を表わしました。ガン議長は次のように語りました。

(テープ)

「フィデル・カストロ前議長は死去しました。キューバ共産党、キューバ政府及び国民は傑出した指導者を失いました。国際共産革命運動の経験を積んだ偉大な指導者を亡くしました。ベトナム政府と国民は極めて親しい同志を亡くしました」

このように語ったガン議長は「ラウル・モデスト・カストロ・ルス国家評議会議長の指導の下で、キューバの共産党のメンバーと国民はフィデル・カストロ前議長の偉大な思想を成功裏に実施し、キューバにおける独立、主権を保全し、社会主義を成功裏に建設するようになる」と述べました。

*今週、ベトナム共産党のグェン・フー・チョン書記長、チャン・ダイ・クアン国家主席、グェン・スアン・フック首相率いる党、政府、国会の代表団は在ハノイキューバ大使館を訪れ、25日に90歳で死去したキューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長を弔問しました。同日、ファム・ビン・ミン副首相兼外相は同大使館を弔問し、弔意の記帳をしました。一方、各部門、機関、地方の代表とハノイ駐在各国大使館や外交機関の代表、フィデル前議長と面識のある人々、キューバに在留した経験がある人々が在ハノイキューバ大使館を弔問に訪れました。在ベトナムキューバのヘルミニオ・ロペス・ディアス大使はキューバ政府と人民を代表して、フィデル・カストロ前議長に対するベトナム党、政府、国会、国民の気持ちに感謝の意を表明しました。

*11月29日、ベトナム外務省のレ・ハイ・ビン報道官は、台湾がベトナムのチュオンサ群島所属バービン島で救助訓練を行ったことに関するベトナムの反応について、記者団のインタビューに答え、「ベトナムはホアンサとチュオンサ両群島に対する領有権を示す法的証拠を十分に持っている。台湾がベトナムのチュオンサ群島所属バービン島で救助訓練を行ったことはこの群島に対するベトナム領有権を深刻に侵犯するもので、ベトナム東部海域、いわゆる、南シナ海の安全を脅かし、地域の緊張を高める」と抗議した上で、台湾に訓練中止を求めました。

*今週、全国の刑務所は、2016年の特赦基準を満たした受刑者と執行猶予、執行停止の人を対象に今年の特赦令を公表しました。北部タイグェン省にあるフーソン4号刑務所での公表式に出席した中央特赦顧問評議会会長を務めるチュオン・ホア・ビン副首相は「2009年以来、ベトナム国家は、6度にわたって、8万2千人の受刑者と900人の執行猶予者と執行停止者を刑期満了前に釈放させた。
特赦を受けた大多数の人々は、社会復帰してから、安定した生活を送った。また、特赦を受けた人々による犯罪の再発率が低かった。2016年の特赦は、ベトナム民族の人道的な伝統、党と国家の寛容政策を改めて示すものである」と強調しました。今年は、4180人の受刑者が特赦の対象者となり、その中で、14人の外国人がいます。

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