11月5日からの一週間の主な国内ニュース

*4週目に入った第14期国会第2回会議では、2016年から2020年までの中期的投資計画に関する決議が採択された他、法律扶助草案について討議が行われました。また、中小企業の支援法案、国家財産使用管理法改正案、農地使用税減免決議55号の改正案、対外貿易管理法案、武器・爆発物使用管理法案、観光法改正案、ベトナムに渡航する外国人への電子ビザの試験的発給に関する決議についても討議が行なわれました。また、国会は2016年~2020年期の財政計画や2017年期の経済社会発展計画を採択しました。

*アイルランドのマイケル・ヒギンズ大統領夫妻は、チャン・ダイ・クアン国家主席の招きに応え、5日から14日までのベトナム国賓訪問を行っています。訪問期間中、ヒギンズ大統領はグエン・フ・チョン共産党書記長、グエン・ティ・キム・ガン国会議長らを表敬訪問し、チャン・ダイ・クアン主席と会談しました。席上、双方は、貿易、投資、教育養成、グリーンテクノロジー、再生可能エネルギー、農業、医療、持続可能な開発などの分野において協力を強化することで一致しました。ヒギンズ大統領は「アイルランドは、2017年~2020年期のベトナムとの協力発展に関する国家戦略を早期に公表し、貧困解消、気候変動への対応、及び国連のミレニアム目標の遂行においてベトナムを支援してゆく」と明らかにしました。また、紛争を国際法、とりわけ1982年国連海洋法に従って、平和的措置で解決するという立場で一致しました。会談後の共同記者会見で、クアン主席は次のように明らかにしました。

(テープ)

「ヒギンズ大統領と私は、世界の平和、安全保障、協力と発展について討議し、その重要性を確認しました。私たちは、国連やASEM=アジア欧州会合などの国際場裏、及びASEAN=東南アジア諸国連合とEU=欧州連合の協力枠内において緊密に連携してゆくことにも合意しました。このことは、気候変動の対応、国連の持続可能な開発目標の遂行を目指すからです。」

*今週、中国全国人民代表大会常務委員会の張徳江委員長率いる代表団がベトナム友好公式訪問を行いました。訪問中、張委員長はグエン・ティ・キム・ガン国会議長と会談し、グエン・フ・チョン共産党書記長、チャン・ダイ・クアン国家主席、グエン・スアン・フック首相を表敬訪問しました。これらの会談と会見で、双方は両国の友好関係と全面的かつ戦略的パートナー関係、とりわけベトナム国会と中国全人大との協力関係を強化することで一致しました。

また、海上問題に関し、両国の指導者が達成した共通認識を精力的に実施し、対立を抑制して、紛争を複雑化させないとともに、共同で資源を開発するとしています。さらに、紛争を平和的措置で解決し、海上安全保障、平和で安全な海上環境を確保することとともに、両国の党と国家の指導者が達成した共通認識や、「海上問題解決に関する基本的原則」を遵守し、それぞれの正当な利益を尊重するという見解で一致しました。ベトナムは中国、及びASEAN諸国とともにDOC=海上行動宣言を完全履行し、COC=海上行動規範の早期作成に取り組むと強調しました。

*10日から14日にかけてホーチミン市で国外在留ベトナム人による会議が開催されています。会議には36の国と地域に在留しているベトナム人専門家、企業経営者、知識人500人あまりが参加しています。会議でホーチミン市の発展、中でも科学技術開発、人材育成に対する国外在留ベトナム人の知恵、財源の活用について討議が行なわれました。アメリカ駐在ベトナム企業協会の代表グエン・バン・ズン氏は次のように語りました。

(テープ)

「この会議は国外在留ベトナム人に交流の場をつくります。私たちは国外在留ベトナム人担当委員会、及びホーチミン市人民委員会がこのような交流の場を作ってくださったことに感謝いたします。発展を遂げるため、投資誘致を進める必要があります。適切な投資プロジェクトや投資家、先進的な技術を選ぶならば、経済発展に突破口を開くでしょう。

*今週、ハノイで、ベトナム仏教協会は、同協会創立35周年を記念する式典を行いました。式典で、演説にたったヴ・ドク・ダム副首相は、仏教はほとんどのベトナム人の精神生活にとって欠かせない存在であり、ベトナム文化の重要な一部でもあると強調しました。また、ダム副首相は、ベトナム仏教協会が創立されて以来、ベトナム仏教はいろいろな面で著しい発展を見せており、国の経済社会発展、文化を守ること、国際社会における国の威信向上に大きく貢献していると明らかにしました。この機に、ダム副首相は国を代表して、ベトナム仏教協会に第一等労働勲章を授与しました。

ご感想

他の情報