12月11日から一週間の主な国内ニュース


*    今週、ハノイで、ベトナム国防省は全軍会議2016を開き、人民軍の2016年の活動と2017年の計画について協議しました。会議で発言にたったベトナム共産党のグエン・フー・チョン書記長は、「全軍は2017年、祖国保護戦略を効果的に展開し、党と国家に国防・安全保障に関する適切なアドバイスをする必要がある」と述べました。

*    今週、グエン・スアンフック首相はベトナムの開発事業に関する円卓会議を主催しました。席上、フック首相は「世界情勢が複雑に推移しているが、ベトナム経済は着実に発展し、輸出入金額がGDP国内総生産の170%に相当している」とした上で、「今後も経済成長の促進に力を入れていく」と語りました。

* 今週、グエン・ティ・キム・ガン国会議長はアラブ首長国連邦で開催されていた第11回女性議会議長世界サミットに参加し、演説を行ないました。その中で、各国に対し、国際協力や経験の交換、技術移転などを促進し、低炭素経済の発展、気候変動への適切な対応、男女平等の実現を目指すよう要請しました。ガン議長は次のように語りました。 

(テープ) 

「グリーンな地球づくりと気候変動への対応を目指して、ベトナムは国際社会と力を合わせ、取り組むとともに気候変動対応とグリーン成長に関する国家戦略を展開しています。また、環境保護法を採択したほか、自然災害防止法、エネルギーの効果的活用法を公布し、政府機関の気候変動への対応に関する政策、法律の実施状況を監視しています。」

*    15日午前、ハノイの国家会議場で、ハノイ国家大学は、「グローバル化の背景の中で、持続可能な開発」をテーマにした第5回「ベトナム学」国際シンポジウムを開催しました。開会式には、国内外の代表2500人が参加しました。今回のシンポジウムでは、国際への参入、文化、人材開発、知識と技術移転、経済と生計、気候変動という6つの分野が集中的に討議されました。開会式で発言に立ったブ・ドク・ダム副首相は次のように語りました。 

(テープ) 

「迅速な発展について、最も重要なのは持続可能な開発という要素を考慮する必要があります。ベトナムは、多くの国々ほど物質的に豊かではないですが、文化的に余裕の国、国民が幸せな生活を送る国、多くの人々が暮らしたい国という目標を目指しています。そこで、シンポジウムで、国内外の科学者らが文化交流、外交、気候変動、科学技術などについて討議し、提出した複数の勧告は、ベトナムの政策策定に有益で適切なものです。」

* 今週、ベトナム外務省のレー・ハイ・ビン報道官は、中国海軍が12月8日にいわゆる「チュオンサとホアンサの両群島奪還70周年」を記念する式典を行なったことに関する記者団のインタビューに答え、その中で、中国海軍のこの行動に猛反発しました。ビン報道官は、「ベトナムはチュオンサとホアンサの両群島に対する自国の領有権を立証する歴史的・法的証拠を十分に持っている。第2次世界大戦後、国際社会はこの両群島に対する中国の一方的な主張を否定した」と再確認した上で、「この行動はこの両群島に対するベトナムの主権を変化できず、両国間の関係の発展傾向に逆行し、情勢を複雑化させる」と非難しました。

*    今週、ベトナム外務相のブー・クアン・ミン補佐官はドイツ・ベルリンで行われたG20高官級会合に参加しました。席上、ミン氏は、APEC2017の優先課題とテーマを取り上げたほか、APECとG20が協力して展開できる内容を提案しました。また、ベトナム側は気候変動への対応や、メコン川の水源使用、アフリカ支援などに関するイニシアティブを出しました。

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