3月12日から一週間の主な国内ニュース


*     15日、南部アンザン省ロンスエン市で、グェン・スアン・フック首相は「南部メコンデルタ地域におけるコメの生産部門の持続可能な開発」を討議する会議を主宰しました。この会議は農業農村開発省とアンザン省の連携で、コメの収穫量の向上や、コメの生産部門の持続可能な開発に向けた措置を探る為に開催されたものです。今後のコメ生産部門のビジョンに関し、フック首相は次のように語りました。

(テープ)

「そのビジョンは、ベトナムが世界一流のコメ輸出国になるだけではなく、ベトナム農民らのコメが高い付加価値を出し、世界最も長い歴史を持つ水稲文化の知名度の向上に寄与するということです。そのため、コメ生産部門の再構築を進めていく必要があります。」

一方、今週、フック首相は交通運輸省の指導者とも会合を行ないました。会合で、フック首相は同省に対し、近代的科学技術の導入や、国際協力、インフラ整備を強化していくよう要請しました。

*     今週、北西部を視察していたグェン・ティ・キム・ガン国会議長はディエンビェン省の指導部と会合を行いました。席上、ガン議長はディエンビエン省に対し、観光発展を目指す為に、現地にある文化・歴史遺跡、地方のメリットを活かすよう要請しました。また、新農村作りを貧困解消と結びつけ、政治的安定、国境安全保障を維持すると同時に、住民の生活改善に配慮するよう求めました。

*     13日、外務省のレ・ハイ・ビン報道官は、アメリカ国務省が先頃、発表した2016年版の人権報告書に関し、「ベトナムは一貫して、国民の基本的な権利の保護、推進に取り組む方針。これまで、国民の基本的な権利の保護、推進に向けてのベトナムの努力が国際社会により高く評価されている。アメリカの2016年版の人権報告書はベトナムの人権擁護に関する成果を認めたものの、ベトナムの実状を正しく反映しない評価を出した」と語りました。また、中国がベトナム東部海域(南シナ海)のチュオンサ諸島にクルーズ観光船を投入したことに猛反発しました。

*     今週、VCCI=ベトナム商工会議所とUSAID=アメリカ国際開発庁の共催により、2016年のPCI=国内各省の競争力に関する指数が発表されました。2016年のPCIランキングによりますと、ダナン市が1位に立っており、クアンニン省とドンタップ省がそれに次いでいます。ダナン市は4年連続でトップの座を占めています。ハノイは全国63の省や市の内、第14位に立っています。

*     今週、ハリウッド『ゴジラ』を成功させたレジェンダリー・ピクチャーズとワーナーが再び手を組み、先頃公開された新キング・コング映画『コング:スカル・アイランド』のジョーダン・ヴォート・ロバーツ監督がベトナム観光大使に選ばれました。ロバーツ監督は次のように語りました。 

(テープ)  

「ベトナム文化スポーツ観光省にベトナム観光大使を任命されたことは思いがけないことであり、誇りでもあります。世界の人々に、ベトナムの国土と人々、伝統文化などを紹介する役目を果たすことは私にとって名誉です。映画『コング:スカル・アイランド』の作製中、ベトナムはとても美しい国であることがわかり、ベトナム観光大使になることは何よりの幸せです。」

*     16日夜、ベトナム北部ビンフック省にあるティエンアン寺で、「インド仏教文化の日inベトナム2017」が開幕しました。このイベントは、両国の外交関係樹立45周年と全面的戦略的パートナーシップ協定締結10周年に当たり、ベトナム・インド友好協会、ベトナム仏教協会、ベトナム駐在インド大使館の共催によって行われれるものです。

*     17日午前、ハノイで、全国報道祭り2017が開幕しました。このイベントは、ベトナム共産党中央宣伝教育委員会、ジャーナリスト協会、文化・スポーツ・観光省が共催し、今年で2回目です。19日まで開かれている全国報道祭りでは、セミナー、交流会、フォーラムなど様々な活動が行われます。


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