4月16日からの主な国内ニュース


*17日から22日にかけて、ハノイで、第9回国会常務委員会会議が開催されました。今回の会議は、中小企業補助法改正案、国有財産管理使用法改正案、国家賠償法改正案、2015年の刑事法改正補充案、土地区画整理法改正案を討議しました。

また、会議では、労働傷病軍人社会事業省のダオ・ゴック・ズン大臣と情報通信省のチュオン・ミン・トゥアン大臣による質疑応答が行われました。労働効率の向上に関し、ズン大臣は次のように語りました。

(テープ)

「労働効率の向上のために、労働構造の再構築を進め、肉体労働の使用を制限する必要があります。また、市場の要求に従う職業訓練を強化します。3つ目は、近代的技術の導入です。」
一方、トゥアン大臣に対する質疑は、サイバーセキュリティや、ソーシャルネットワークを利用して中傷論調を伝える行為への取締などに集中しました。

*グエン・スアン・フック首相の招きに応え、スリランカのラニル・ウィクラマシンハ首相夫妻は16日から18日にかけてベトナムを訪問しました。訪問で、ウィクラマシンハ首相はベトナムの指導者らと会談、会見したほか、ベトナム・スリランカ投資フォーラムに出席しました。

これらの席で、双方は、両国関係を新しい発展段階に押し上げるための方向と措置で合意しました。また、ベトナム東部海域(南シナ海)問題について、双方は、この海域の平和・安定・航行の自由を保障することと、国際法に従って紛争を平和的に解決することの重要性を再強調しました。

ウィクラマシンハ首相との会談後の共同記者会見で、フック首相は次のように語りました。

(テープ)

「ベトナムとスリランカは国防・安全保障、犯罪防止対策、農業分野の人材育成で協力を促進していきます。また、商取引額を10億ドルに引き上げると同時に両国の投資家、企業経営者に有利な条件を作り出すことで一致しました。さらに、投資奨励保護協定を積極的に展開し、エネルギー、科学技術、航空、観光、教育養成などの分野への投資を奨励する計画があります。」

*4月18日の「ベトナム障がい者デー」にあたり、全国各地で、様々な活動が行われました。北部クアンニン省では、同省内外の機関、組織、団体、個人は「仁愛の輪をつくろう」プログラムに25億ドン、約1145万円の義援金を寄せました。このプログラムはコミュニティに対し、障がい者や孤児への関心、支援を呼びかけるため、2006年に設立されました。

一方、南部ビンフォック省の労働傷病軍人社会事業局は地元の障がい者孤児保護協会と協力して、チャリティー歩行会を行い、コミュニティに障がい者の保護ケアを奨励することが狙いです。

*20日に行われた外務省の定例記者会見で、ASEAN=東南アジア諸国連合と中国が来る5月、ベトナム東部海域、いわゆる、南シナ海のCOC=海上行動規範に関する枠組み交渉を開始するという情報について、ベトナム外務省のレ・ティ・トゥ・ハン( Le Thi Thu Hang) 報道官は次のように語りました。

(テープ)

「ASEANの積極的で責任があるメンバーとして、ベトナムは他の加盟国、及び、中国と協力して、COCの早期作成を目指して実質的な交渉の促進のために全力を尽くしています。ベトナム東部海域の平和、安定、航行と航海の安全保障は各国に利益をもたらします。」


ご感想

他の情報