4月7日からの主な国内ニュース

(VOVWORLD) - 今週の主な国内ニュースをまとめてお伝えします。

*5日から10日にかけて、ハノイで、第12期党中央委員会第5回総会が開催されました。今総会では、党中央委員会は複数の決議を発表し、中でも、「社会主義的方向に沿った市場経済体制の完備」や、「国営企業の再構築とその能力向上の継続」、「民間経済セクターを社会主義的方向に沿った市場経済発展事業の原動力に発展させる」といった3件の決議があります。グエン・フー・チョン党書記長はその閉会演説の中で、次のように語りました。

(テープ)

「社会主義的方向に沿った市場経済体制は理論的にも実践的にもベトナムの経済発展方向の基本的な課題であり、社会主義への過渡期においてベトナム共産党が提唱した経済モデルでもあります。ベトナムが構築している社会主義的方向に沿った市場経済体制は、市場経済の規律に従って動きながら、社会主義の方向を保障するものです。これは、社会主義的法治国家の管理化にある近代的な市場経済体制で、「豊かな国民、強固な国、公平かつ文明的な民主社会作り」を目指します。」

*11日から15日にかけて、ベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席は国賓として中国を訪問しています。訪問期間中、クアン主席は、14日と15日の両日に北京で開催されるシルクロード経済圏構想「一帯一路」の国際会議にも出席します。11日午後、北京の人民大会堂で、中国の習近平党総書記兼国家主席とクアン国家主席による首脳会談が行なわれました。

会談で、双方は共産党を始め、両国の指導者の相互訪問を頻繁に行うこと、2016年~2020年期における両国共産党の協力計画を効果的に展開すること、両国の各レベルと地方間の交流を強化することで一致しました。また、両国の指導者は経済を始め、あらゆる分野における協力の強化、両国の農水産物の取引を促進することで一致しました。

*11日午後、グェン・スアン・フック首相はカンボジアの首都プノンペンで開かれているWEF=世界経済フォーラム・ASEAN会議の開幕式に出席し、演説を行いました。その中で、フック首相は「第4次産業革命はASEANに新たしい発展チャンスだけでなく、試練ももたらす」と強調しました。また、「ベトナムは成長の質的向上を基礎に、持続可能な成長に取り組むと共に、第4次産業革命がもたらすチャンスを活かして、生産効率と競争力の向上を図っている」と明らかにしました。

*11日から13日にかけて、ホーチミン市で、IPU=列国議会同盟とベトナム国会の共催により、「気候変動への対応・持続可能な開発目標の実現にむけた立法者の行動」をテーマとしたIPUアジア太平洋地域の専門会議が開催されました。開会演説にたったグェン・テイ・キム・ガン国会議長は次のように語りました。

(テープ)

「ベトナム国会とIPUはこの専門会議の議題について一致を達成しました。これは気候変動対応が進めている背景における男女平等と健康、気候変動対応の試練やチャンス、国際公約と立法機関の役割などです。この機に、ベトナム国会はIPUと協力して、各国の国会が自分で、持続可能な開発目標の実現状況を評価する目安を公表します。」

*グエン・ティ・キム・ガン国会議長の招きに応え、10日から16日にかけて、ミャンマー連邦共和国民族代表院(上院)のマン・ウィン・カイン・タン議長率いる代表団はベトナム公式訪問を行っています。この訪問は両国の多面的な協力関係、両議会間の協力を強化するためのものです。訪問期間中、双方は高級代表団による相互訪問や地域と国際問題について討議する予定です。

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