ベトナム人、旧正月テトを楽しんでいる

(VOVWORLD) -現在、ベトナム全国各地は、伝統的旧正月テトを楽しむ雰囲気に包まれています。

晴れの日が続いているハノイでは、テトを迎えるイベントが多くの市民を誘致しています。年越しの瞬間の後、ハノイ市民の多くは、市内のお寺や神社へ初詣に行く習慣があります。中でも、最も多く訪れたのは文廟・国士舘、ゴクソン寺(Ngoc Son、玉山)、タイホー神社、クアンス寺などです。そして、文廟・国士舘は、毎年、書道祭りが開催される所として、ハノイ市民と観光客にとって人気がある目的地になっています。新春に平安と繁栄を祈るため、大勢の人々が書をお願いに行くからです。

初詣はベトナム人の精神生活にとって欠かせない習慣で、ベトナムの豊かな伝統文化の一つです。そのため、ハノイだけでなく、チュオンサ諸島を含む全国各地のお寺と神社は初詣に行く人で一杯です。

中部フエ市では、新年に始めて世界遺産である同市の宮廷遺跡群を訪れたのは、世界最高峰のクルーズラインとされるシルバーシークルーズに乗った外国人観光客168人です。テトを機に、フエの宮廷遺跡群は、3日間無料で入ることになりました。

ホーチミン市では、元日にも多くの旅行会社は、国内外の有名な観光地を訪れるツアーを始めました。ホーチミン市民で人気がある新年のツアーは、北部の観光スポットや、中部の各遺産を楽しむものとなっています。

一方、北西部ディエンビエン省で、春の美しさを讃える様々な文芸公演が行われたほか、同省に住む少数民族の伝統的な遊びが披露されました。なお、今年はディエン・ビエン・フー作戦勝利65周年で、同省にとって意義が大きな年となっています。

中部ダナン市では、グーハインソン(五行山)、リンウン寺、高原リゾート地「バーナーヒル」などは市民と観光客で賑わっています。そして、ダナン市内の多くの公共娯楽施設で、テトを祝う様々な活動が開かれました。


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