今週の主な国内ニュース21日から

(VOVWORLD) -21日からの今週一週間の主な国内ニュースをまとめてお伝えします。

*22日、ベトナム共産党のグェン・フ・チョン書記長はインドネシアのジョコ・ウィドド大統領の招きに応じて、24日までの日程でインドネシア公式訪問を開始しました。インドネシアを訪問期間中、チョン書記長はジョコ・ウィドド大統領と会談を行った他、インドネシア闘争民主党の党首、国民協議会会長と会見を行いました。これらの会談と会見で、双方は両国間の戦略的パートナー関係を深化させるための措置について意見を交換した上で、今後、両国間の各レベルの相互訪問の維持、現行の協力体制の効果的利用、両国の各地方間の協力強化で一致しました。

また、双方は共に関心を持っている地域と国際問題について意見交換をしました。双方はベトナム東部海域、いわゆる、南シナ海の平和、安定、航海の航行の自由、空の飛行の自由の確保の重要性を改めて強調しました。

インドネシア訪問後、チョン書記長はミャンマーのティン・チョウ大統領の招きに応え、24日から26日にかけてミャンマー国賓訪問を行いました。ミャンマーを訪問期間中、チョン書記長はテイン・チョー大統領と会談を行った他、ミャンマー連邦議会のMahn Win Khaing Than議長と会見しました。これらの会談と会見で、双方はベトナムとミャンマーの関係を全面的なパートナーシップに格上げすることで一致しました。また、双方は、ASEAN=東南アジア諸国連合の各課題について意見交換を行い、他のASEAN加盟諸国と連携してASEAN内の団結と結合、及び、地域問題解決におけるASEANの中心的な役割を強化するについても合意しました。

*グェン・スアン・フック首相の招きに応え、22日、トルコのビナリ・ユルドゥルム首相は、首都ハノイに到着し、24日までのベトナム公式訪問を開始しました。ベトナムを訪問期間中、ビナリ・ユルドゥルム首相はフック首相と会談を行った他、グェン・テイ・キム・ガン国会議長と会見を行いました。これらの会談と会見で、双方は、各レベル代表団の相互訪問を強化し、両国の各省庁や部門、地方の協力関係を奨励することで一致しました。さらに、双方は、2020年をめどに両国の貿易総額を40億ドルにするという目標達成に努力することで合意しました。その後、両首相は共同記者会見を行いました。記者会見で、フック首相は次のように語りました。

(テープ)

「私たちは、2020年をめどに両国の貿易総額を40億ドルにするという目標達成に向けて、貿易の協力を優先課題と見なすことで一致しました。また、多くの分野においてそれぞれの国の地方や企業の経営投資活動に有利な条件を作り出すことを公約しました。その他、私たちは、文化、教育養成、観光、交通運輸などの協力活動についても意見交換をしました」

*食料安全保障と気候変動に対応するための持続可能な農業づくりはベトナムが主催するAPEC年2017の優先課題の一つです。この内容は18日から30日にかけて、ホーチミン市で開催されているAPECのSOM3=第3回高級実務者会合と関連各会議の議事日程に盛り込まれました。会合には国内外の代表2100人が参加しています。SOM3の活動の枠内で、食料安全保障ウィーク、及び、食料安全保障と気候変動に対応するための食料安全保障と持続可能な農業に関するハイレベル政策対話があります。ベトナム農業農村開発省のグェン・スアン・クオン大臣は次のように語りました。

(テープ) 

「今回の会議で、3つの文書が採択されることを望んでいます。第一は食料安全保障と気候変動に対応するための持続可能な農業づくりに関する枠組み計画。第二は農村部と都市部を両立に発展させる枠組み計画。第三はアジア太平洋地域における持続可能な農業発展に関する枠組み計画です。これを通じて、農業分野におけるスタートアップを激励することができます。」

*ベトナム外務省の招きに応じて、24日、ユネスコ=国連教育科学文化機関のイリナ・ボコバ事務局長は27日までの日程で、ベトナム公式訪問を開始しました。24日午後、ハノイで、ベトナムユネスコ国家委員会委員長を務めるベトナム外務省のレー・ホアイ・チュン次官はイリナ・ボコバ事務局長と会談を行いました。会談で、チュン次官は国連の持続可能な開発のための2030アジェンダの実現に対するユネスコの重要な役割を強調した上で、ベトナムとユネスコは経済社会の持続可能な開発のため、協力と経験交換を強化するよう希望を表明しました。一方、イリナ・ボコバ事務局長はユネスコに対するベトナムの重要な貢献を強調すると共に、ベトナムがユネスコとASEAN=東南アジア諸国連合との架け橋としての役割を演じていることを高く評価しました。

*24日、ベトナム外務省のレ・ティ・トゥ・ハン報道官は、ベトナムのチュオンサ群島に属するバービン島での台湾の実弾演習に関する記者団のインタビューに答えました。その中で、「ベトナムは、チュオンサとホアンサの両群島に対する自国の領有権を証明する法的基礎と歴史的証拠を十分に持っている。台湾側が数回にわたりベトナムのバービン島で実弾演習を行ってきたことは、ベトナム領海を深刻に侵犯し、この海域での平和、安定、安全保障、航行の自由と安全を脅かすものである」と強く抗議しました。その上で、「ベトナムは断固として反対するとともに、台湾側に対し、同様の行動を再発させないよう要請する」と強調しました。

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