農産物の生産と消費を両立させる

(VOVWORLD) - 今年、農業部門は輸出額を430億ドルに引き上げ、成長率を3%以上にするという目標を設定しました。

農業農村開発省によりますと、2018年は農業部門にとって成功の一年でした。農業部門は生産の再編や基準化、大規模な生産モデルの開発、主力製品の生産への集中的な投資を行なう他、国内と国際市場での消費振興にも力を尽くしてきました。

先ごろ、ハノイで、農業農村開発省は商工省、世界銀行グループの協力を得て、「ベトナムの農産物の生産と消費を推進」と題するフォーラムを行ないました。席上、農業農村開発省のグエン・スアン・クオン大臣は「国内市場で、8600ヶ所の市場、1200ヶ所あまりのスーパーやショッピングセンターが整えられ、1千あまりの消費ラインが設立された」と明らかにしました。また、2018年、農・林・水産物の輸出額は400億ドルを超え、貿易黒字は87億ドルを突破しました。農産物輸出市場は180の国と地域に拡大されています。特筆すべきことは鶏肉は日本に、ミルク・フルーツはアメリカに、ランブータンはニュージーランド、パッションフルーツはEU=欧州諸国に輸出されるようになりました。

2018年、農業農村開発省は商工省、外務省、関係各機関と連携して、植物検疫や農産物の取引での技術的障壁の撤廃に関する交渉を行いました。

今年、農業部門は輸出額を430億ドルに引き上げ、成長率を3%以上にするという目標を設定しました。

フォーラムで、専門家や国家管理機関の代表らは生産と消費との連携、農産物の価値の向上を目指す具体的な措置を提出しました。これによりますと、農業再構築、地理的表示がある国家レベルの主力製品、省レベルの主力製品、地域の特産品の3つを柱とする生産を開発し、生産地に対するコード発行、トレーサビリティを進め、国際参入におけるベトナムの農産物の競争力向上が狙いです。

同時に、輸出市場の開拓を目指し、交渉を継続する一方、中国市場を維持、日本、韓国、インド、欧州連合、中東などへの農産物の輸出を拡大する計画があります。また、ロシア、ASEAN、アフリカ諸国などの有望な市場に見合うような製品の輸出を進めるとしています。

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