23日からの主な国内ニュース


*今週、ハノイで、CLMVカンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナムの4カ国の第8回首脳会議、ACMECSエーヤーワディ・チャオプラヤ・メコン経済協力戦略会議の第7回首脳会議、及び、WEF世界経済フォーラムメコン会議が開催されました。WEFメコン会議の開幕式で演説にたったベトナムのグエン・スアン・フック首相は、 次のように語りました。
(テープ) 

「経済統合は重要な優先課題です。メコン川流域諸国は地域内外の相手国と協力して、東西経済回廊や南北経済回廊、南方経済回廊などの交通システムの整備を加速させる必要があります。ベトナムは、インフラ整備と生産サプライチェーンに従事している企業にいろいろな便宜を図っております。」

CLMV第8回首脳会議で採択された共同宣言はメコン川流域の平和、安定、繁栄のため、CLMVの体制で協力を続ける決意を再度強調しました。

一方、CLMV第8回首脳会議とACMECS第7回首脳会議で、フック首相は、この10年、CLMVとACMECSの枠内の協力は加盟国の経済社会発展、及び、ASEAN東南アジア諸国連合の結合、そして、地域の平和と安定の維持に大きく貢献していると強調し、次のように語りました。
(テープ) 

「私たちは、CLMVとACMECSの発展を促進させるチャンスに恵まれています。ベトナム政府は、CLMVとACMECSの枠内における協力を重視し、加盟国及びパートナーと協力して地域の平和・安定・繁栄を目指します。」

ACMECS第7回首脳会議はハノイ宣言を発表しました。これによりますと、ACMECSは地域内の結合を重視し、持続的な発展を促進します。ACMECSの指導者は地域内のグリーン成長と国連総会で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に規定する目標の遂行の重要性を強調しました。

*ベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席の招きに応え、ミャンマーのテイン・チョー大統領夫妻率いる代表団は26日から28日にかけてベトナム国賓訪問を行なました。クアン国家主席とテイン・チョー大統領は首脳会談で、農業、通信、交通運輸分野での協力関係、及び、地域と国際場裏での連携を強化し、ASEAN内の協力やメコン川の水源の持続的な活用を進めることで合意しました。そして、両元首は国際法、中でも1982年国連海洋法条約に従って、紛争を解決し、武力による威嚇、又は武力の行使をしないという原則、また、DOC=海上行動宣言の完全履行、COC=海上行動規範の早期作成への支持を再確認しました。

*今週、ハノイで開催中の第14期国会第2回会議では、結社法案が討議されました。「各協会は他の協会と連結せず、外国の協会に加盟せず、外国の機関、団体、個人の資金支援を受け入れない」という規定に関し、「ベトナムが国際社会への参入を進めている背景の中で、これは適当ではない」との意見が相次ぎました。北部ハーナム省選手のチャン・ティ・ヒェン議員は次のように語りました。
(テープ)

「各協会の国際協力活動は必要なものです。その中には、外国の技術・資金支援も含まれています。そのため、外国の支援を受けるべきでないケースを詳しく定める必要があります。これは各協会の違法行為を防ぐための措置です。」

 *今週、ハノイで、「気候変動対策国家委員会と相手国との高級対話」と題するフォーラムが行われました。フォーラムで、ズン副首相は、「ベトナムは台風・洪水・干ばつなどが多発していることから、気候変動対策国家戦略を始め、グリーン成長戦略、再生エネルギー開発戦略、自然災害防止対策計画など気候変動対策と持続可能な開発を目指す様々なプログラムやプロジェクトを展開しているとしています。一方、国連やJICA国際協力機構、世界銀行、デンマーク、アメリカ、EU欧州連合などの代表は、気候変動対策においてベトナムとの連携を強化する方針を掲げました。

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