2月20日から一週間の主な国際ニュース

* 先週、ニューヨーク CNNなど複数のニュースメディアは、アメリカホワイトハウスで行われたカメラ撮影のない取材を拒否されました。取材にはホワイトハウスが選んだメディアが参加しました。報道機関や報道の自由の監視団体の間では警戒感が高まっています。

* 先週、アメリカ政府は、不法移民の取り締まり強化を打ち出し、メキシコとの国境から入国した不法移民はすべてメキシコ側に送還すると表明しました。メキシコメディアによりますと、ビデガライ氏は記者会見で「メキシコ国籍以外の人を我が国が受け入れる理由はない」と批判しました。「アメリカ側には、送還者の国籍の証明を求めることになる。国境の統制権は我々にもある」と反発しました。

* ロイター通信は先週、中国がベトナム東部海域のチュオンサ(英語名スプラトリー)諸島に造成した人工島に、長距離地対空ミサイルを格納できる約20の構造物を建造していると報じました。ほぼ完成しているといいます。複数の米政府当局者が明らかにしました。ベトナム東部海域上空の制空権確保に向けた動きとみられ、国際的な懸念が強まりそうです。

* 先週、イラン革命防衛隊の地上部隊は、同国中部などで、3日間にわたる大規模な軍事演習を開始しました。中距離弾道ミサイルの発射実験などをめぐり、米国トランプ政権との緊張が高まる中、新型ロケット砲の試験発射も行い、軍事力を誇示しました。イラン外務省報道官は記者会見で、今回の軍事演習では新たなミサイル発射実験を行わないとの見通しを示しました。アメリカが今月上旬、ミサイル発射実験を受けてイランへの追加経済制裁を発表して以降、革命防衛隊の軍事演習が明らかになるのは2回目でした。

* 先週、ドイツの週刊誌『シュピーゲル』は、同国の対外情報機関「連邦情報局」が、イギリスBBCやアメリカ紙ニューヨーク・タイムズ、ロイター通信など外国のメディア記者を盗聴していたと伝えました。「シュピーゲル」の報道によりますと国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」は、独当局による盗聴は「報道の自由に対するおぞましい攻撃だ」として盗聴が現在も続行されている恐れを指摘し、法的措置の準備を行っていることを明らかにしました。

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