5月8日から一週間の主な国際ニュース

(VOVWORLD) - 5月8日からの先週一週間の主な国際ニュースをまとめてお伝えします。

* 先週、フランス史上最年少となる39歳で新しい大統領に就任した、エマニュエル・マクロン氏は、パリの大統領府で権限の引継ぎを受けました。大統領選挙を通じて分断が広がった国民の融和に取り組むとともに、EU=ヨーロッパ連合の改革を進める姿勢を強調しました。

* 先週、韓国の大統領に就任したムン・ジェイン(文在寅)氏は、5年間の任期をスタートさせ、国会で憲法の規定に従って宣誓を行い、「私は憲法を順守して、国家を守り、祖国の平和的な統一と国民の自由と福利の増進および民族文化の発展に努力し、大統領としての職責を誠実に遂行することを国民の前に厳粛に宣誓する」と述べました。

* 朝鮮民主主義人民共和国は先週、北西部・ピョンアン(平安)北道のクソン(亀城)付近から弾道ミサイル1発を日本海に向けて発射し、ミサイルはおよそ800キロ飛行し、高度は初めて2000キロを超えたと推定されていました。これについて朝鮮民主主義人民共和国は、国営メディアを通じて、キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長の立ち会いの下、新型の中距離弾道ミサイル「火星12型」の発射実験に成功したと発表しました。

* 先週、トランプ米大統領はFBI=連邦捜査局のコミー長官解任への批判が党派を超えて広がっていることについて「共和党員か民主党員かを問わず、コミー氏はワシントンでほとんどの人の信頼を失った。物事が落ち着けば、彼らは私に感謝するだろう」とツイッターで反論しました。

* 先週、中国主導の巨大経済圏「一帯一路」の国際協力フォーラムが、北京で開幕しました。習近平(シージンピン)国家主席は開幕式のあいさつで、構想の基となった東西を結ぶシルクロードの歴史に触れ、「我々が一歩踏み出しさえすれば、ともに発展の道を歩むことができる」と述べ、「一帯一路」構想への積極的な参加を呼びかけました。

*先週、ロシアの首都モスクワの「赤の広場」でソ連が第2次世界大戦でドイツに勝利したことを記念する軍事パレードが行われました。観閲したプーチン大統領は「テロや過激主義との戦いには、全世界の結束が必要だ。我々はそれに協力する用意がある」と演説しました。パレードでは大陸間弾道ミサイルや新型戦車などが披露されました。

*先週、世界的に広がっている大規模なサイバー攻撃で、欧州警察機関(ユーロポール)のトップは先週、被害が少なくとも150カ国で20万件に達し、週明けの15日には件数がさらに拡大する可能性があると明らかにしました。攻撃には、パソコンを感染させ、復旧と引き換えに300ドルから600ドルの支払いを要求する「身代金(ランサム)ウエア」が使われ、企業や病院、学校などが被害を受けました。

ご感想

他の情報