中東情勢の緊張再燃

(VOVWORLD) - アナリストらは、「テルアビブは危険な措置をとっており、これは、衝突が続く中東地域での新たな紛争に繋がる恐れがある」と指摘しています。

イスラエル軍は10日、同国北部で戦闘機がシリア軍から大規模な攻撃を受け、1機が墜落したと発表しました。報復としてシリア国内の12カ所を攻撃したとしています。これは、緊張が続くイスラエル・シリア間の関係をさらに悪化させ、中東情勢の緊張が高まると懸念されています。

イスラエル軍はこれに先立つ同日未明、シリア中部パルミラ近郊にあるイランの軍事施設から発進してイスラエル領空に侵入したイランの無人機を、戦闘ヘリコプターで撃墜しました。同施設に対して戦闘機8機で報復攻撃を仕掛けたところ、シリア軍から激しい対空砲火を浴びました。墜落したF16戦闘機のパイロット2人は脱出しましたが、そのうちの1人はこの時に重傷を負ったとされています。

軍の声明によりますと、報復攻撃の対象には、イランがシリア領内に設けた軍事施設4カ所が含まれていました。声明は、「イランとシリアによる重大な主権侵害に対し、今後も断固とした措置を取る」と表明しています。イスラエルのダノン国連大使は、国連安全保障理事会に対し、イランの行動を非難して、「挑発」の停止を求めるよう要請しました。

一方でシリアの国営シリア・アラブ通信「SANA」は、イスラエルによる基地攻撃という「新たな侵略行為」への報復として、同国空軍が複数のイスラエル軍機を攻撃したと伝えています。また、イラン外務省の報道官は、イスラエルが同国の無人機を撃墜したとの主張を「ばかげている」と一蹴(いっしゅう)しています。

アナリストらは、「テルアビブは危険な措置をとっており、これは、衝突が続く中東地域での新たな紛争に繋がる恐れがある」と指摘しています。



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