民謡クアンホ





リスナーの皆さん、こんにちは

タオです。

4月に入り、毎日晴れでいます。晴れた日は、人々の気持ちも明るくなるようですね。皆さんのお住まいの町はいかがでしょうか?

では、今日のこの時間は民謡クアンホを紹介します。

民謡クアンホは、ハノイの隣のベトナム北部バクニン省で生まれ、2009年、ユネスコ=国連教育科学文化機関により、無形文化遺産に登録されました。

民謡クアンホは男女のグループでの歌の掛け合いであり、一方のグループが歌ったら、もう一方のグループはその歌と同じメロディーに違う歌詞をつけて歌い返します。昔はクアンホを歌うのは男女のグループなので、出会いの場にもなっていました。歌の内容は恋愛や友情に関するものが一番多いです。ちょうど日本の万葉集にある相聞歌に似ていますね。

では、はじめに、「故郷に流れる川」(Song Cau nuoc chay lo tho)をお楽しみください。

「カウ川は今日も流れている

私達はいつまでも愛しあうだろう

私は川下にいて、川上に住むあなたを待っている

川に出る度、あなたを思う」

次に、「船べりに座る」( Ngoi tua man thuyen) をお届けします。

「昨夜、船べりに座り、

水に影を落としていた月を眺め

詩を詠みながら、酒を飲んでいる

君は琴を弾いて、その旋律に響いている」

続いては、タンヒェウアーチストの歌声で「糸をつむぎ、針で縫う」(Xe Chi Luon Kim)をどうぞ。

私は、糸をつむぎ、針で縫っている

スカーフに愛と思い出しを刺繍する

そして、愛している人にあげたいのよ

私は、糸をつむぎ、針で縫っている

おしまいに、「ボードを呼ぶ」(Goi do)をお送りします。

いかがでしたか、みなさん。今回は、民謡クアンホをお届けしました。今日の音楽散歩道はこれで終わります。来週、またお会いしましょう。

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