アメリカでもマイナス金利議論、潜在的円高要因に

(VOVWORLD) -11日にトランプ大統領が「FED=連邦準備制度のボーンヘッド(俗語で間抜けの意味)たちは、金利をゼロかそれ以下にせよ」とツイートしたことで、アメリカでもマイナス金利を巡る議論が活発化しそうです。

既に、「御大」グリーンスパン元FRB=米連邦準備理事会議長が「世界でマイナス金利が増えており、アメリカでも時間の問題であろう」と述べお墨付きを与えました。

サンフランシスコ連銀も2月にマイナス金利を支持する研究結果を発表しました。もしFRBが2007~09年にマイナス金利を導入していたら、経済の痛みは軽減され、回復も早まったであろう、との内容です。独自に開発した経済モデルで検証すると、アメリカ政策金利(FFレート)をマイナス0.75%まで引き下げれば、不況期の底における経済のスラックを半分に軽減するとのことです。

とはいえ、マイナス金利反対論も根強いです。ブレイナードFRB理事は、「マイナス金利が有効とは思わない」と否定的です。日本と欧州の実例もしばしば引き合いに出されます。マイナス金利がインフレ期待を高める効果を発揮していない、と指摘されます。

「日本ではマイナス金利がインフレ期待を低めた」「マイナス金利になっても銀行貸し出しは増えない」などの見解が目立ちます。さらに、法律的にFRBがマイナス金利を発動することが可能か、との議論も残ります。

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