イラン、ウラン濃縮機能2倍近くに-核兵器製造が可能な水準に迫る
(VOVWORLD) - イランは4月、核合意復活を巡る協議が開始した際に2つ目のカスケードを外していました。その後協議は停滞し、8月には再開が見込まれていましたが、来月以降にずれ込む可能性があります。
イラン中部ナタンツにある核施設=AFP/TTXVN |
イランは核兵器製造に必要な水準付近までウラン濃縮機能を2倍近く引き上げました。核合意再建を目指した協議を再開する前にイランが核活動を減速させる意向はないことが示唆されました。
IAEA=国際原子力機関によれば、イランはナタンズの核関連施設で濃縮度60%のウランを製造するため、遠心分離機を連結させたカスケードの2つ目を再導入しました。IAEA査察官が15日に確認しました。
イランは4月、核合意復活を巡る協議が開始した際に2つ目のカスケードを外していました。その後協議は停滞し、8月には再開が見込まれていましたが、来月以降にずれ込む可能性があります。(Bloomberg.co.jp)