イラン、60%ウラン濃縮開始 IAEA

(VOVWORLD) -イランのサレヒ原子力庁長官は16日、濃縮度60%の高濃縮ウランを中部ナタンツの核施設で製造したと表明していました。

イラン、60%ウラン濃縮開始 IAEA - ảnh 1中部ナタンツの核施設
(写真: IRNA/TTXVN)

ロイター通信によりますと、IAEA=国際原子力機関は17日、イランが宣言通り、濃縮度60%の高濃縮ウラン製造を開始したことを確認したと明らかにしました。イランのサレヒ原子力庁長官は16日、濃縮度60%の高濃縮ウランを中部ナタンツの核施設で製造したと表明していました。
濃縮度を90%まで高めたウランは核兵器への転用が可能で、2015年に締結されたイラン核合意は濃縮度の上限を3.67%としています。核合意をめぐっては米国の復帰を視野に主要国の交渉が続けられていますが、イランの一段の合意逸脱は、協議の大きな障害となりそうです。

(時事)

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