スラウェシ島地震1年で追悼集会 700人余の行方 今もわからず

(VOVWORLD) -大規模な液状化現象やそれに伴う津波で4000人余りが犠牲になったインドネシアのスラウェシ島の地震から28日で1年となり、現地で追悼式典が開かれました。

去年9月28日、インドネシアのスラウェシ島中部で発生した地震では、大規模な液状化現象やそれに伴う津波が起きて4000人以上が死亡したほか、700人余りの行方が今も分かっていません。

地震から1年となり、大きな被害が出たパルでは28日夜、追悼式典が開かれ、犠牲になった人たちに祈りがささげられました。

式典ではパル市のヒダヤット市長が「災害からの復旧はまだ続いている。家を失った人たちが早く新しい土地での生活を始められるよう取り組みます」と述べ、復興への決意を示しました。

液状化現象で家を失い現在も親戚の家に避難している女性は「私の前で人々や家が沈んでいった様子を今でも思い出します。早く家を再建して新しい生活を始めたいです」と話していました。

地震で起きた液状化現象は過去に例のない規模で、今もパルだけでおよそ2万8000人の被災者が仮設住宅での生活を余儀なくされています。

このため、生活の再建に向けて集団での居住地の移転が大きな課題となっていて、JICA=国際協力機構のもと移転場所の選定や住民の合意形成などに、日本で起きた東日本大震災の知見が生かされているということです。


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