式典で発表しているチン首相

式典での演説で、チン首相は北西部地域の交通インフラの不足を指摘し、この新しい高速道路の重要性を強調しました。現在、この地域にはハノイ・ラオカイ間の1本の高速道路しかなく、地域内外の連携に支障をきたしています。

新たに建設されるハノイ・ホアビン・ソンラ・ディエンビエン高速道路は、北西部地域の発展に重要な役割を果たすと期待されています。この道路により、北西部の各省間の連携が強化されるだけでなく、首都ハノイや経済の中心地である紅河デルタ地域との結びつきも強まります。

チン首相は、交通インフラの整備が経済社会の発展に直接的な効果をもたらすことを強調し、関係各省に対してプロジェクトの目標達成に全力を尽くすよう要請しました。

一方で、チン首相はこのプロジェクトが直面する課題にも言及しました。複雑な地形や厳しい気象条件など、建設工事には多くの困難が予想されます。そのため、ホアビン省に対して、地域全体の力を結集し、住民の協力を得ながらプロジェクトを進めるよう指示しました。

最後に、チン首相は2027年12月末までの完成を目指し、安全性、品質、技術、そして美観を確保しながら工期の短縮に取り組むようホアビン省に要請しました。