トランプ大統領 米軍シリア撤退方針で釈明 与党内からも反発

(VOVWORLD) -中東のシリア北部に駐留するアメリカ軍を撤退させ、トルコ軍による軍事作戦を事実上、黙認するとしたトランプ大統領の方針が波紋を広げています。
トランプ大統領 米軍シリア撤退方針で釈明 与党内からも反発 - ảnh 1      (写真:AFP/TTXVN)

アメリカの対テロ作戦に協力してきたクルド人勢力がトルコ軍の攻撃にさらされることになるとして与党の重鎮なども強く反発し、トランプ大統領は釈明に追われています。

トランプ政権は7日、トルコがシリア北部で乗り出す構えを見せている軍事作戦を事実上、黙認し現地に駐留するアメリカ軍の部隊およそ50人の安全の確保が重要だとして撤退させる方針を明らかにしました。

トルコはアメリカの対テロ作戦に協力し、現地で最前線に立ってきたクルド人勢力の掃討を目指していることから、アメリカ議会からは「クルド人勢力への裏切りだ」などとして強い反発の声が上がっています。

批判は与党からも出ていて、共和党重鎮のグラム上院議員や国連大使を務めたヘイリー氏も、クルド人勢力を見捨て中東情勢を混乱させる行為だとして強い懸念を示しています。

こうした事態を受けてトランプ大統領は「トルコがもしわれわれが非人道的とみなすことをすれば、経済が壊滅的な被害を受けると伝えた」と述べ、トルコに肩入れしたわけではないと釈明に追われています。

トランプ大統領としては来年の選挙を見据えてみずからが公約した軍のシリア撤退を進め、実績として強調したいものとみられますが、今後の判断は中東情勢に大きく影響するおそれがあります。

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