トランプ政権、偽情報使って元駐ウクライナ大使を個人攻撃=民主党

(VOVWORLD) -米野党民主党は2日、国務省の監察官が議会委員会の事務方に配布した資料を引き合いに出し、トランプ政権が「プロパガンダや偽情報」を使い、5月に解任されたヨバノビッチ元駐ウクライナ大使を個人攻撃していたとの見方を示しました。

ヨバノビッチ氏は、トランプ氏への忠誠心を欠いていると大統領側近らから非難を受け、任期終了前に解任されています。ウクライナを巡っては、トランプ大統領が来年の米大統領選を有利に運ぶために民主党の有力候補であるバイデン前副大統領の調査を求めて同国政府に圧力をかけた疑惑が浮上します。民主党が多数派を占める下院はトランプ氏弾劾に向けた調査を開始しています。

民主党によりますと、国務省監察官のスティーブ・リニック氏は8つの議会委員会の事務担当スタッフとの会議を臨時で開催し、多数の資料を配布しました。同会議に出席した唯一の議員である民主党のジェイミー・ラスキン議員は「プロパガンダや偽情報に関する資料群をわれわれは入手した」と述べた上で、資料の出元や配布された経緯が不明なままだと語りました。

 ロイターは、資料の一部を撮影した写真を閲覧し、ヨバノビッチ氏について根拠のない陰謀説を訴える内容であることを確認しました。

リニック氏との会議に出席した複数の関係者によりますと、国務省はそれらの資料を今春に受け取り、リニック氏がFBI=米連邦捜査に渡したといいます

下院の情報特別、外交、監視の3委員会の委員長が出した声明によりますと、資料は「ホワイトハウス」と記された封筒の中に入っていました。「大統領個人の政治的利益のために、大統領とその側近らが国務省の権限を利用したとの懸念を強めるものだ」としました。

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