(VOVWORLD) - 北欧フィンランドが、今日4日火曜付けでNATO北大西洋条約機構に加盟します。
ロイター通信によりますと、ストルテンベルグNATO事務総長は3日月曜、ベルギー・ブリュッセルで記者団に対し「4日にフィンランドを31カ国目の加盟国として迎え入れ、NATOはより強固になる」と表明しました。
また、フィンランドの加盟は「歴史的」な動きだとし、「ロシアのプーチン大統領はNATO縮小という明確な目的を持ってウクライナ侵攻に踏み切ったが、その正反対の結果になった」と語っています。
フィンランド大統領府は、ニーニスト同国大統領が加盟式典に参加するためブリュッセルを訪問すると明らかにしました。
フィンランドとロシアの国境線は約1300キロメートル。フィンランドのNATO加盟により、ロシアとNATO加盟国との境界線の長さはほぼ倍増します。
なお、フィンランドと共に加盟申請したスウェーデンについてはトルコとハンガリーが承認しておらず、NATOはスウェーデンの加盟実現も急ぐ見通しです。
今回の動向に対し、ロシアのグルシコ外務次官は、西部と北西部の戦力増強を表明するとともに、「NATO加盟国の軍隊と軍備がフィンランドに配備されれば、ロシアは軍事的安全保障を確実に確保するための追加措置を講じる」と述べました。(ParsToday)