会見の様子（写真：TTXVN）

会見で、フエ議長とシャハブッディン大統領は両国が外交関係を樹立してから50年後の現在、その関係は著しく発展してきた。特に、両国間の相互訪問により、相互理解と相互信頼が日増しに深めてきた。この10年間、両国間の取引総額は4倍となっており、年間の取引総額が間もなく20億ドルに達する見通しであると明らかにしました。

フエ議長はベトナムはバングラデシュの食糧安全保障を支援する用意がある。ベトナムはコメのほか、農業機械、原材料、日用品、電子製品、加工された農産物と水産物などバングラデッシュが関心を寄せている品目をバングラデッシュに輸出することができるほか、農業と水産物の養殖、教育養成、科学技術、気候変動対応などの分野における協力を拡大させる意向があると強調しました。

一方、シャハブッディン大統領は両国に対し、経済協力の強化、ベトナム企業のバングラデッシュへの進出の奨励、バングラデッシュとの直行便の開設などを進めるよう提案しました。

また、会見で、双方は国連やASEAN＝東南アジア諸国連合など多国間フォーラムで互いに支持しあうことで一致しました。