(VOVWORLD) -24日、パキスタンとOIC=イスラム協力機構の提案により、アフガニスタン情勢とイスラム主義組織タリバンの政権奪取を受けた「人権への重大な懸念」について議論するため、人権理事会の緊急会合が開催されました。
会合に参加したジュネーブに本部を置く国連、WTO世界貿易機関、および、他の国際諸組織駐在ベトナム代表部は「ベトナムはアフガン情勢に関心を寄せている。アフガンの人々の利益、地域の平和、安定のため、アフガン情勢が早期に安定になっていることを望んでいる」と強調しました。
ベトナム代表はアフガンの関連各側に対し、武力行使をせずに、治安秩序の確保と民間人の保護、アフガンに在住している国連の職員、外交官を始め、外国人の安全を確保するよう呼びかけました。
一方、ベトナムの代表は国連、国際社会、地域と世界の相手国に対し、アフガンへの人道支援を強化するよう呼びかけました。アフガンでの人権問題に関して、ベトナムの代表は人権理事会が国連憲章と国際法を基礎に、人権問題に関する対話と協力を強化するように自らの役割を発揮するよう提案しました。会合の終了にあたって、人権理事会は「アフガンでの人権保護の強化」をテーマにした決議を採択しました。