(VOVWORLD) -首相の動静を担当する当放送局(VOV)のレポーターによりますと、第78回国連総会ハイレベルウィークへの出席を機に、現地時間20日、ニューヨークで、ファム・ミン・チン首相は、アメリカのイエレン財務長官および、アメリカのジェイク・サリバン国家安全保障担当大統領補佐官と個別会見しました。
ジェイク・サリバン国家安全保障担当大統領補佐官との会見で(写真:TTXVN) |
イエレン財務長官との会見で、チン首相は、「アメリカ財務省に対しベトナムの市場経済体制を早期に認定するよう」訴えるとともに、「両国は対話を強化し、インフラ整備や金融サービス、人材育成、情報技術の適用など分野における互恵協力を拡大する必要がある」と強調しました。
一方、イエレン財務長官は、「アメリカがベトナムを市場経済国として早期に認定するよう促す」と明らかにすると同時に、「アメリカはハイテクノロジーやグリーン転換、気候変動対応、教育訓練などの分野における両国の協力の強化を支持している」と再確認しました。
ジェイク・サリバン国家安全保障担当大統領補佐官との会見で、チン首相は、「両当事者に対し、科学技術やイノベーション、グリーン成長、気候変動対応、ネットワークセキュリティの確保など得意分野における新たな協力枠組みを早期に完成するよう」求めました。
また、ベトナム東部海域(南シナ海)問題について、双方は、同海域の平和・安定・安全保障・航行の自由を確保することと、1982年国連海洋法条約をはじめとする国際法に従って紛争を平和的に解決することの重要性を強調しました。