(VOVWORLD) - 7日、ベルギーのエリアーヌ・ティリュー下院議長は在ベルギーベトナム大使館のグエン・バン・タオ大使と会合を行いました。
写真撮影:Huong Giang
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ベルギー・ベトナム友好協会の代表やフランス在住ベトナム人の枯葉剤被害者チャン・ト・ガさん、ベルギー議会にベトナム人枯葉剤被害者の援助に関する決議を上程したアンドレ・フラオー下院議員らが同席しました。この会合はベルギー下院が同決議を採択した後、行われたものです。
席上、ティリュー下院議長はベトナム人枯葉剤被害者の援助に関する決議がベルギーの各政党から100%の賛成を得たことはベトナムをはじめとする全世界の枯葉剤被害者や環境に対するこの毒性ある化学物質の深刻な被害、および枯葉剤被害者に対するベルギー議会の共感を示すと強調しました。
また、ベルギー議会はエコサイドの使用を人間に対する犯罪と見なすよう求めるはじめての議会であると明らかにし、ベトナムとベルギーとの良好な関係は外交活動だけでなく、ベトナムの将来に影響を与えるベルギー議会の決定や決議をも通じて促進されていくとしています。
一方、タオ大使はベルギー下院の支持を歓迎し、この決議は枯葉剤問題に対する認識を向上させ、枯葉剤被害者に対する国際社会の援助を呼びかける働きがあるとの見解を述べました。また、ベトナムの枯葉剤被害者を常に支援しているティリュー下院議長をはじめ、ベルギー下院、ベルギーの友人に感謝の意を表明しました。
なお、2021年12月、ティリュー下院議長はベルギー連邦議会にベトナム戦争中、散布された枯葉剤による被害者の援助に関する決議案を上程しました。去る10月5日、この決議案が賛成100%で採択されました。