ホーチミン市動植物園の創設者Jean Baptiste Louis Pierre氏の生誕190周年記念
(VOVWORLD) - 23日午前、ホーチミン市動植物園は、創設者ジャン・バティスト・ルイ・ピエール(Jean Baptiste Louis Pierre)氏の生誕190周年を記念する式典を行いました。
ピエール氏は、1833年10月23日生まれのフランスの植物学者です。 1850 年代初頭には、イギリスのカルカッタ植物園の園長に就任し、1865 年にサイゴン動植物園の初代園長に任命されました。植物学者として、彼は世界中から多くの希少種の動植物を収集し、ホーチミン市動植物園をはじめホーチミン市にもたらしました。
ピエール氏は、ベトナムの森林に植生する樹木を植えることに成功したほか、アフリカやアメリカ大陸から輸入した樹木を持ち帰ってきました。1865 年に彼は鳥や鹿の檻を作り始め、ここで飼育するために捕獲した鳥や動物を寄付するよう人々に呼び掛けました。現在、ホーチミン市動植物園には 700 本以上の古木を含む 2,500 本以上の木が植えられているほか、2,000頭以上の動物も飼育されています。また、ピエール氏は、当時のサイゴン市の通りに数千本の木を植え、ホーチミン市の並木に大きな貢献をしてきました。
なお、ホーチミン市動植物園は 1864 年に建設され、世界で 8 つある最も古い動物園の 1 つです。