マリウポリの避難回廊、24日は開かず ロシア軍の停戦保証なく
(VOVWORLD) - ウクライナのベレシュチュク副首相は、南東部マリウポリで24日、避難回廊が開設されなかったと述べました。ロシア側が停戦を保証しなかったことを要因に挙げました。ベレシュチュク氏は「明日にも再び試みる」と述べました。
ウクライナ・キエフ西郊イルピンで壊れた橋を渡り避難する人々=AFP/TTXVN |
同氏はまた、国連に人道上の避難実現を仲介する力があるとの期待を表明しました。
「グテーレス事務総長が4月26日ごろにモスクワ入りする。それ以上は何も望まないので、国連には停戦の態勢と(ウクライナ軍最後の拠点となっている)アゾフスターリ製鉄所及びマリウポリからの人道的回廊の確保を確実にしてほしい」と発言しました。
さらに、現在アゾフスターリ製鉄所には女性と子ども1000人がいて、負傷者500人以上のうち50人は緊急の処置が必要な状況だとも述べました。
グテーレス氏は26日にモスクワに向かう予定です。国連の報道官によりますと、28日はウクライナも訪れてゼレンスキー大統領と会談します。
ICRC=赤十字国際委員会は24日、マリウポリへの「即時かつ制限のない人道的なアクセス」が至急必要だとの見解を示しました。(CNN.co.jp)