ミレイ大統領の経済対策に抗議 アルゼンチン首都でデモ

(VOVWORLD) - アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで27日、ハビエル・ミレイ大統領が打ち出した財政再建や規制緩和に向けた経済対策に反対するデモが行われました。
ミレイ大統領の経済対策に抗議 アルゼンチン首都でデモ - ảnh 1アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで、経済対策に反対するデモ=La Nacion

10日に就任したミレイ氏はこの日、議会に対策の実施に向けた法案を提出しました。今週、臨時議会で審議される予定です。

アルゼンチン経済はこれまで、政府の介入に依存してきましたが、ミレイ氏は350項目以上の規制緩和措置の導入を表明しました。また、家賃の上限撤廃、労働者保護措置の一部撤廃、値上げ抑制策の廃止なども対策に盛り込みました。

この日は数千人がデモに参加しました。一部参加者が警官と衝突しました。

建設労組のヘラルド・マルティネス委員長は記者団に「ミレイ大統領の正統性については疑問視しないが、分権制は尊重してもらいたい。憲法に違反しているなら労働者は自らの権利を守る必要がある」と語りました。

各種市民団体は23日、裁判所に対し、経済改革に向けミレイ氏が出した大統領令を違憲と宣言するよう求める申し立てを行いました。(AFP通信)

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