世界各国の専門家 海上安全保障問題へのベトナムの対応を評価
(VOVWORLD) - 世界各国の専門家や学者らは、国連安全保障理事会が8月9日に開催した「海上安全保障・国際協力分野の一つ」をテーマにしたハイレベルの公開討論会でのベトナムのファム・ミン・チン首相の演説を評価しています。
 Gerhard Will博士 |
ベトナム東部海域（南シナ海）に関するドイツの専門家Gerhard Will博士は、チン首相が討論会で出した提案はふさわしくて実施可能なもので、同海域の問題解決に対するベトナムの責任感を示していると述べました。その中で、海上安全保障に関するメカニズムとイニシアティブのネットワークの設立という提案を評価し、国連が調整役を担うこのネットワークは、情報や経験の交換を強化し、グローバルな試練に適宜に対応するために共同で行動することが狙いであると明らかにしました。
 Thomas Engelbert教授 |
一方、ハンブルク大学に属するアフリカアジア研究所のThomas Engelbert教授は、討論会で出されたベトナムの提案は地域の海上の平和・安全保障・航行の自由に貢献するであろうとの見解を出しました。
他方、ウクライナ政治学院の専門家Vladimir Volya氏は、これらの提案は地域の平和と安定の維持に対するベトナムの責任を示しており、こうした姿勢は国際社会におけるベトナムの威信向上に役立つであろうと述べました。
一方、ウクライナ政治学院の専門家Daniil Bogatyryov氏は、ベトナムの提案は現在の国際秩序に合致し、これからもより深く協議されるべきであると強調しました。