伊首相 不信任案受け辞任 政治混乱も

(VOVWORLD) -イタリアのコンテ首相は、連立政権の一角をなす右派政党が不信任案を提出したことを受けて、政権の維持が困難になったとして、辞任しました。1年余り続いた連立政権が崩壊したことで、イタリアの政治の混乱は避けられない情勢です。
伊首相 不信任案受け辞任 政治混乱も - ảnh 1  イタリアのコンテ首相(写真:THX/TTXVN)

イタリアでは去年6月、新興政党の「五つ星運動」と右派政党の「同盟」による連立政権が発足しましたが、高速鉄道の建設の是非などをめぐって対立を繰り返し、「同盟」は今月上旬、コンテ首相に対する不信任案を提出して、議会の解散と総選挙の実施を求めていました。

こうした中、20日、コンテ首相は、議会上院で行った演説の中で、不信任案について「政権に危機をもたらす決断で極めて無責任だ。みずからの政党と個人的な利益だけを追求している」と述べ、「同盟」の党首でもあるサルビーニ内相を激しく批判しました。

そのうえで、連立政権の維持が困難になったとして辞意を表明し、マッタレッラ大統領は辞表を受理しました。議会の解散権を持つマッタレッラ大統領は、各政党と協議して今後の方針を決めるとしていて、議会第1党の「五つ星運動」を中心に、新たな連立の枠組みを模索するものとみられます。

連立のパートナーとしては、前の政権を担っていた民主党が候補に挙がっていますが、「五つ星運動」は既成政党を激しく批判してきただけに、連立を組むことができるのか疑問視する声もあり、政治の混乱は避けられない情勢です。

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