内戦続くイエメン 政権側の内部抗争が表面化 混迷深まるおそれ

(VOVWORLD) -内戦が続く中東のイエメンで政権側に加わっていた勢力が突如、武装蜂起し、大統領宮殿などを占拠しました。サウジアラビアとイランが政権側と反政府勢力側をそれぞれ支援して内戦が泥沼化する中、政権側の内部抗争が表面化した形で、一層混迷が深まるおそれがあります。
内戦続くイエメン 政権側の内部抗争が表面化 混迷深まるおそれ - ảnh 1       (写真:AFP/TTXVN)

4年余りにわたって内戦が続くイエメンで、サウジアラビアなどが支援するハディ政権側に参加していた武装勢力が突如、政権側の事実上の首都とされる港湾都市、アデンで蜂起し、10日までの4日間の戦闘の末、大統領宮殿や軍事基地などを占拠しました。

現地からの映像では、銃を手にした武装勢力の戦闘員たちが、戦車の上で自分たちの旗を掲げて歓声を上げている様子が確認できます。

この武装勢力はイエメン南部の独立を主張してきた組織で、これまではイランが支援する反政府勢力「フーシ派」への敵対心から政権側に参加していました。政権側は今回の武装蜂起を「クーデターだ」と非難していて、サウジアラビアなどが双方に戦闘の停止を呼びかけています。

イエメンでは内戦が泥沼化し、人口の半数以上にあたる1600万人が深刻な食糧難に苦しむなど「世界最悪の人道危機」とも言われる状況が続いています。政権側の内部抗争が表面化したことで内戦の構図はますます複雑になっていて混迷が深まり、人道状況がさらに悪化するおそれがあります。

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