双方が停戦合意違反を主張 イスラエル、レバノン南部を空爆
(VOVWORLD) - イスラエル軍は28日、レバノン南部にあるイスラム教シーア派組織ヒズボラの関連施設を空爆しました。
2024年11月12日、イスラエルの空爆後、レバノンの首都ベイルート郊外から立ち上る煙(写真:THX/TTXVN) |
イスラエル軍は、ヒズボラのロケット弾発射拠点に「テロリスト2人が到着したのを確認した」と説明しており、27日に発効したイスラエルとレバノン両政府の停戦合意への違反があったと主張しています。一方、レバノン軍もイスラエルが「合意を破った」と反発しています。
イスラエル軍の声明によりますと、空爆以外にもレバノン南部の複数の場所で不審な人物に向けて発砲したとしています。また、27日には4人を拘束し、「テロリストを殺害した」と発表しました。
これに対してレバノン軍は、「停戦発効後もイスラエルがさまざまな兵器でレバノン領土を攻撃している」と非難しており、両国の停戦合意の履行を巡る緊張が続いています。(時事通信)