国名の呼称問題棚上げ アフガン和平交渉で双方が譲歩

(VOVWORLD) - アフガニスタン政府と反政府勢力タリバンの和平交渉で、両者が互いに「正式」と考えてきた国名を用いずに協議に臨む方針で一致したことが6日、政府高官らの話で分かりました。手続き論をめぐって行き詰まっていた交渉を前進させるため、互いに譲歩する意思を示した形です。

アフガンの正式な国名については、政府側は「イスラム共和国」、タリバン側は「イスラム首長国」と呼んできました。取材に応じたアフガン政府高官とタリバン関係者はこれに関し、いずれの呼称も協議の中で使用しないことを取り決めたと明らかにしました。自派の正統性を主張することをやめ、相手を尊重する意図があるということです。

9月に始まった交渉は、協議を進める際の原則をめぐり難航していました。両者は今月2日、タリバン政権が崩壊した2001年以降では初めて文書による合意に至ったと発表しました。交渉が各論入りすることを明らかにしましたが、当初の対立をどう解消したかについては明言していませんでした。

協議原則に関する議論ではまた、交渉で問題が生じた際はイスラム教スンニ派の法学に基づき解決するようタリバンが要求しました。シーア派など少数派の地位の尊重を唱える政府が拒否してきました。両者はこの点でも何らかの合意に達したもようですが、タリバンの広報担当者は「協議を通じ解決した」と述べるにとどめ、詳細を明かしませんでした。(時事通信)

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