日経、EVFTAがベトナムの経済回復に貢献

(VOVWORLD) - 20日付の日本経済新聞によりますと、ベトナム国会は5月中に欧州連合(EU)との自由貿易協定(FTA)を承認する予定です。

10年かけて双方の輸出品の99%の関税を撤廃することになります。衣料品や履物など総輸出の15%程度にとどまるEUへの輸出拡大が見込まれます。新型コロナウイルスの感染拡大による外資系企業の「脱中国」の動きを促し、その受け皿になりそうです。既にベトナムに進出している日系企業も恩恵を受ける見通しです。

EUとのFTAは5月中にハノイで開催中の第14期国会第9回会議で承認され、批准される見通しです。既にEU側の手続きは完了しています。EUとベトナムが相互に通知した後、発効することになります。EUが東南アジアの国でFTAを結ぶのはシンガポールに次いで2カ国目になるとしています。

発効後にベトナムからEUへの輸出品の71%の関税が、EUからベトナムへの輸出品の65%が即時撤廃されるようになり、ベトナムは10年、EUは7年かけて99%の関税を段階的に撤廃するということです。

新型コロナが世界各国に影響をもたらしている中で、東南アジアで経済活動を早期に再開する初めての国として、ベトナムはEVFTAの発効により、輸出を強化していくと期待されています。

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