朝鮮制裁決議案 ロシアの要請で採決1日延期

朝鮮民主主義人民共和国による核実験や事実上の長距離弾道ミサイルの発射に対して、国連の安全保障理事会ではアメリカが提出した制裁決議案が日本時間の2日にも採決にかけられる見通しでしたが、ロシアの要請で採決は1日延期され、決議案の内容も朝鮮民主主義人民共和国への航空燃料の輸出の禁止を定めた項目に例外が設けられるなど、一部修正が加えられることになりました。

朝鮮制裁決議案 ロシアの要請で採決1日延期 - ảnh 1
(写真:TTXVN)

安保理では先週、アメリカが中国と協議してまとめた朝鮮民主主義人民共和国に対する制裁決議の草案を提出し、各国との調整を経て、日本時間の2日、採決にかけられる見通しでした。

ところが、国連のアメリカ代表部は1日、「ロシアが最終的な決議案を精査する時間を要求している」として、採決を2日午前、日本時間の3日未明まで延期することを明らかにしました。

また、NHKが入手した最終的な決議案によりますと、焦点となっていた「朝鮮民主主義人民共和国への航空燃料の輸出の禁止」の項目に、アメリカの草案にはなかった「朝鮮民主主義人民共和国の民間航空機への海外での給油は認める」という例外が設けられたことが分かりました。

さらに制裁対象となる個人や組織のリストからは、当初入っていた朝鮮民主主義人民共和国とロシアとの鉱物資源の取り引きを担当する人物が削除されています。
朝鮮民主主義人民共和国に対する制裁決議を巡ってはアメリカと中国の交渉が1か月半の長期にわたったうえ、最終局面でロシアが速やかな採択に難色を示す事態となり、大国の思惑が交錯した異例の展開をたどっています。

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