米とパレスチナ 国連舞台に駆け引きへ 中東和平案めぐり

(VOVWORLD) -アメリカのトランプ政権が発表した中東和平案について、国連の安全保障理事会で今月、トランプ政権の高官とパレスチナ暫定自治政府のアッバス議長が、それぞれ別の日の会合に出席して、みずからの立場への支持を呼びかける見通しとなり、国連を舞台に双方の駆け引きが活発化しそうです。

トランプ政権は先月、イスラエルとパレスチナの長年の紛争を解決するためとして独自の中東和平案を発表しましたが、国際法に違反して建設されたユダヤ人入植地のほとんどをイスラエルの領土にするなど、イスラエル寄りの姿勢を鮮明にした内容になっています。

この中東和平案をめぐって、今月、国連安全保障理事会の議長国を務めるベルギーのペクスティン国連大使は3日、記者会見し、チュニジアの要請を受けて、来週ニューヨークを訪問するパレスチナ暫定自治政府のアッバス議長が出席して中東和平を議題にした臨時の公開会合が今月11日に開かれるという見通しを明らかにしました。

さらにアメリカの要請で、今月6日、中東問題を扱う非公開会合が開かれ、トランプ大統領の娘婿で中東和平を担当するクシュナー上級顧問が出席するという見通しも示しました。

アッバス議長とクシュナー上級顧問は、安保理の別々の会合に出席してみずからの立場への支持を呼びかけるねらいがあるとみられ、国連を舞台に双方の駆け引きが活発化しそうです。


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