米上院、トランプ大統領のベネズエラ攻撃を阻止する決議案否決
(VOVWORLD) -米上院は6日、トランプ大統領によるベネズエラ攻撃を議会の承認なしにできないようにする決議案を51対49の反対多数で否決しました。
共和党が阻止した形で、賛成した民主党に同調した共和議員は2人にとどまりました。
前日には政権高官が議会に対し、現時点でベネズエラ領への攻撃を計画していないと説明していました。
政権によりますと、9月上旬以来、米軍は太平洋とカリブ海南部で「麻薬船」へ少なくとも16回の攻撃を行い、65人以上が死亡しました。
長期化する活動はトランプ大統領がベネズエラという国そのものを攻撃するのではないかという懸念を高め、超党派の決議案提出に至りました。主要提案者は民主党のティム・ケイン(バージニア州)、アダム・シフ(カリフォルニア州)、共和党のランド・ポール(ケンタッキー州)の各上院議員でした。
上院は先月にも、51対48の反対多数で、船舶攻撃を止めようとする決議案を否決しました。この決議案も共和党議員で賛成したのはポール氏とリサ・マーカウスキー氏(アラスカ州)の2人にとどまりました。ケイン、シフ両議員は今回の採決後、別の決議案を検討すると記者団に明らかにしました。(ロイター)