米、中ロ103社を「軍事関連企業」に指定 取引を制限
(VOVWORLD) - アメリカのトランプ政権は、中国とロシアの航空機関連メーカーなど103社を「軍事関連企業」に指定し、アメリカ企業との取引を制限すると発表しました。
中国外交部の汪文斌報道官=Đinh Tuấn |
アメリカ商務省は21日、中国の航空機産業の中核である「中国航空工業集団」の関連会社7社など中国の企業58社と、ロシアの航空機メーカー「イルクート」などロシアの企業45社のあわせて103社を「軍事関連企業」に指定したと発表しました。
アメリカの技術や製品が軍事目的に転用されることを防ぐため、アメリカ製品の輸出規制を厳格化するもので、ロス商務長官は「我々はアメリカの技術を軍事目的に転用する中国とロシアに対抗することの重要性を認識している」と強調しています。
トランプ政権は、ハイテク分野でも中国企業の排除を進めるなど、外国への強硬策を相次いで発表しています。
「中国はこれに断固反対し、アメリカ側が直ちに間違ったやり方を停止し、中国企業を含む外国企業に公平な待遇を与えるよう促す」(中国外務省 汪文斌報道官)
一方、中国外務省の汪文斌報道官はこのように述べ、「あらゆる必要な措置を講じ、中国企業の合法的な権益を断固守る」と反発しました。(TBSテレビ)