英政府、「EU離脱協定」の一部を無視できる法案を提出

(VOVWORLD) - イギリス政府が去年、EUとの間で合意した離脱協定の一部を無視することが可能になる法案を提出。EUからは懸念が示されています。
英政府、「EU離脱協定」の一部を無視できる法案を提出 - ảnh 1     イギリスのジョンソン首相=AFP/TTXVN

9日、議会に提出された「国内市場法案」は、EU離脱の移行期間が終わった後、イギリスの中でそれぞれ一定の自治権を持つイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つの地域の間でのモノやサービスの行き来についてのルールを定める法案です。


去年、EUとの間で合意された離脱協定では、北アイルランドとEU加盟国であるアイルランドの間に物理的な国境を作らないために、北アイルランドがEUのルールの一部を受け入れ、イギリス本島から北アイルランドに物品を移動させる際には一定の関税手続きが生じうることが定められています。

ところが今回提出された法案には「国内での物流をよどみなく行うため」として、イギリス政府が一方的にこうした取り決めを廃止したり変更したりできるとの条項が盛り込まれています。国際的に合意した条約を国内法で上書きしようとするもので、EUのフォンデアライエン委員長は「離脱協定を完全な形で実施することはイギリスとEUの将来の関係の大前提であり、北アイルランド和平を守るために欠かせない」と懸念を表明しています。(TBSテレビ)

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