途上国の気候変動対策、支援の上積み訴え 国連ハイレベル会合

(VOVWORLD) - 会合は、10月末に開幕する国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)で議長国を務めるイギリスとの共催です。
途上国の気候変動対策、支援の上積み訴え 国連ハイレベル会合 - ảnh 1       グテレス事務総長=UN

気候変動の抑止に向けた取り組みを加速させるための国連のハイレベル会合が20日、アメリカ・ニューヨークで開かれました。途上国の気候変動対策を支援するため、先進国が年1000億ドル(約11兆円)を拠出する国際公約の進捗(しんちょく)などが議題となり、グテレス事務総長は「誓約を果たさなければ、先進国と途上国との信頼関係が損なわれる」と述べ、支援の上積みを訴えました。

会合は、10月末に開幕する国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)で議長国を務めるイギリスとの共催です。

先進国は、途上国の気候変動対策を支援するため、2020年までに年1000億ドルの資金を拠出し、25年までそれを継続する目標を掲げています。しかし、経済協力開発機構(OECD)が17日に発表した報告書によれば、19年に途上国が受け取った気候変動対策の支援は796億ドルで、前年比2%増にとどまりました。

イギリスのジョンソン首相は会合終了後の記者会見で、「COP26は世界にとっての転換点だ。我々は責任を果たす必要がある」と述べ、資金公約の達成にはアメリカの動向が特に重要になるとの見方を示しました。COP26では、25年以降の新たな途上国支援も論点となる見込みです。

会合では、温室効果ガスの排出削減に向けた各国の取り組みについても協議しました。国連は17日に発表した報告書で、各国の現状の削減ペースでは産業革命前と比べた今世紀末の世界の気温上昇は2・7度に達すると分析しました。上昇幅を2度未満、できれば1・5度以内に抑えるという「パリ協定」の目標と大きな隔たりがあり、グテレス氏は「私たちが一丸となって軌道修正しない限り、COP26は失敗に終わる危険性が高い」と警告しました。(毎日新聞)

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