韓国で記録的大雪、5人死亡 首都圏で40センチ超積雪
(VOVWORLD) - 韓国では、強い寒気の影響で27日に続き28日も大雪となり、交通網の混乱や人的被害が発生しました。
2024年11月27日、雪に覆われた韓国の首都ソウルの景色(写真:Yonhap/TTXVN) |
聯合ニュースによりますと、首都ソウルの一部では28日午前、積雪が40センチを超え、観測が始まった1907年以来、歴代3位となる記録的大雪となりました。この影響で航空便やフェリーが欠航し、京畿道(キョンギド)では落雪に関連して少なくとも5人が死亡しました。
ソウルでは一時、大雪警報が発令され、各地で交通機関が混乱しました。首都近郊の仁川(インチョン)国際空港では、多くの便が平均約2時間遅延し、航空情報サイト「フライトレーダー24」によれば、28日の全便のうち31%が遅延、16%が欠航となりました。
また、朝鮮民主主義人民共和国でも雪が観測され、国営の朝鮮中央テレビによりますと、26日から27日にかけて10センチ以上の積雪が記録されたと伝えられています。
韓国の気象庁は、寒波と大雪が週末まで続く可能性があるとして警戒を呼びかけています。(ロイター)