AIで津波浸水予測 東北大学

(VOVWORLD) - 日本の東北大学などの研究チームが人工知能などを使い、津波の浸水を予測するシステムを開発しました。津波の発生からわずか数秒で、到達時間や浸水の範囲を予測できるということです。

津波の浸水予測システムを開発したのは、東北大学と東京大学それに、富士通で作る研究チームです。スーパーコンピューター「富岳」と人工知能「AI」を使い、沖合で発生した津波の市街地への浸水を予測します。これまでは、地震の強さをもとに津波の高さや到達時間を予測していました。しかし、今回開発したシステムでは、スーパーコンピューターが沖合で発生した津波そのものの観測データを瞬時に解析。さらに、人工知能が事前に学習している2万件ほどの津波被害の想定パターンの中から最も近いものを選択。どの地域にどこまで浸水するかをわずか数秒で予測できるということです。

新しいシステムで南海トラフ地震で想定される東京湾内の津波の浸水予測をしたところ、国が示した浸水想定とほぼ一致しました。開発に携わった今村教授は、このシステムの開発でより適切な避難行動を支援できると強調します。開発チームでは、2年後をめどに国の認可を受け、自治体などで活用することを目指しています。(MSNニュース)

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