AI開発者の国際的指針、G7大筋合意…著作権の適切な保護など11項目

(VOVWORLD) -先進7か国(G7)が生成AI(人工知能)の規制のあり方などを議論する「広島AIプロセス」の非公式会合が開かれ、AIの開発者を対象にした国際的な指針について大筋合意したことが分かりました。
AI開発者の国際的指針、G7大筋合意…著作権の適切な保護など11項目 - ảnh 1(写真:Brecorder)
指針の草案によりますと、著作権の適切な保護や、開発段階でリスクを減らす措置をとることなど11項目が盛り込まれました。今秋にもオンラインで開かれる首脳会議で正式合意を目指します。

非公式会合は、京都市で開催された国連主催の会議「インターネット・ガバナンス・フォーラム」(IGF)に合わせて9日に行われました。日本からは鈴木総務相が出席しました。9月の閣僚級会合に続いて、企業や研究機関など開発者向けの指針を中心に協議し、草案について合意しました。

草案によりますと、AI開発者に対し、開発段階でAIのリスクやセキュリティー上の弱点などを特定し、対策を講じるよう求めます。AIにデータを学習させる際は、個人情報や著作権を適切に保護するとしました。

偽情報対策では、生成AIで作り出した文書や画像を見分ける「電子透かし」や、信頼性の高いコンテンツを証明する技術の開発を求めています。ネット上の情報発信者を明示する技術「オリジネーター・プロファイル(OP)」を念頭に置いたものとみられます。
広島AIプロセスでは、AIを使ったサービスの提供者や利用者向けの指針についても協議しています。12月にも閣僚級会合を開き、最終的なとりまとめを経て、首脳に報告する方針です。(yomiuri.co.jp)

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